先月、エボラ出血熱の疑いがあった日本人女性のニュースを紹介しました。幸い、再検査の結果は陰性で、私はホッとしました。医療サスペンス映画「Outbreak(アウトブレイク)」のような事件が日本で発生したら、日韓不和どころではなくなります。

 

ただし、医学の進歩のお陰で、エボラ出血熱は治療可能な病気になりそうです。というのも、アフリカのコンゴ民主共和国で行った臨床試験の結果、REGN-EB3とmAb114という新薬の早期投与で、生存率が約9割に達したそうです。これはまさにブレイクスルーと言って良いでしょう。

 

mAbはmonoclonal Antibody(モノクローナル抗体)の略です。このような中和抗体を感染早期に投与できれば、エボラのような怖い病気も治療可能になります。医学の進歩って、本当に素晴らしいです。