きのう大型書店に寄って、英語学習本の棚を眺めてみました。TOEIC Listening & Readingの対策本は沢山置いてますが、スピーキング対策本がありませんでした。

 

何故なのか、気になって調べてみると

2018年度のTOEIC総受験者数は約266万人ですが、TOEIC Speaking & Writing Testsの受験者数は39,300人だそうです。総受験者数の2%未満です。簡単に言うと、スピーキング対策本を書いても儲からないのでしょう。

 

これは英語教材に限ったことではありません。医薬品でも、高血圧や糖尿病のように総患者数が多い疾患については、製薬会社も多額の研究開発費を投入して薬を作ろうと考えます。でも、極めて稀な遺伝子疾患に対する薬を開発しても、患者数が少ないと割に合わないですよね。

 

2020年度から4技能試験が大学入試に使われるそうですが、スピーキング対策本の出版数が増えるでしょうか?私は増えると思います。予備校でも、スピーキング対策を謳った短期講座を開催するでしょう。

 

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上の写真はphotoACから頂きました。