2017年「週刊ダイヤモンド」12/2号に究極の省エネ英語という特集があります。その省エネ英語の取扱説明書(30ページ)には以下の5項目が挙げられています。
1. 無駄におカネをかけない
2. 無駄に時間をかけない(→ TOEICは目指さない)
3. 無駄に負荷をかけない
4. 中学レベルで結構イケル
5. 独学できる

 

32ページで、「中学の英語テキストを音読」を勧めています。中学校の英語教科書の音読は、英語上級者のブログやウェブで何度か見たことがあります。それはそれで良いのですが、「週刊ダイヤモンド」では、この音読によって達成可能なTOEICスコアを900としています。

 

冗談でしょ?

 

中学校で学ぶ英単語数はせいぜい1500程度です。公立中学校で2000を超えることはありません。語彙力1500でTOEIC900点取れますか?

 

一方で、33ページで、NHKラジオ「実践ビジネス英語」を勧めていて、それは年齢層50代でTOEICスコア850です。「中学の英語テキストを音読」するのは「実践ビジネス英語」より効果が高いと言うつもりでしょうか。

 

しかも、「実践ビジネス英語」で学習する年齢層が50代というのは何を根拠にしているのでしょうか。この記事を書いた人は、両者のテキストの内容・レベルを正しく把握しているのでしょうか。

 

ほかにも胡散臭い記事が散見されます。まさに、怪しい英語学習法ですね(苦笑)。