人によって感じ方は様々ですが、内容が9割以上分かる英文は比較的やさしいと感じることが多いでしょう。一方、理解度が5割を切ってしまうときは難しいと思います。多肢選択問題(4択)で3割しか正解できない場合は、ほとんど分かってないでしょうね。精読・多読を問わず、3割も理解できないような難しい課題を中高の英語教師が生徒に課すことは稀ではないでしょうか?

 

10%しか分からない英文は、語学教材というより暗号に近いです。英文では冠詞(a, an, the)だけで全単語の1割弱を占めますから。

 

このサイトの「電子ブックを開く」をクリックすると、2013年12月号の一部を試し読みすることができます。その特別記事(P.40-48)に記載されている古川氏の発言を一部引用します。

 

古川:実際多読したのにTOEICの点数が全然伸びないっていう大人の方もいるじゃないですか。でも、その人に聞いてみると、飛ばし読みして自分は楽しんではいる。本人いわく、日本語だったら7割墨で塗られていても内容はわかる。だから英語もわからないところを飛ばしていても、ストーリーはある程度想像できちゃう。けれども、これでは英語の力は伸びない

 

古川:私がさっき言った人は、TOEICで600くらい。何万語読んでも全然そこから上がらない。でも彼女に1冊読んだ後にストーリーを聞いてみると全然違う。本人は楽しんでるんだけれど、ストーリーはかなり違っている。そういうこともあるので、楽しむ分には全然問題ないけど英語力を上げるためにはやっぱりある程度細かく読まないと、と思います。つまり、飛ばし読みと言っても7割から8割ぐらいの理解度で読まないとやっぱりだめなんじゃないかと思います。

 

10%しかわからない読み物を楽しいと感じるようなマインドセットは、英語学習者にとって好ましくないと思います。10%しか分からない・・・それほど難解な読み物を勧めるのは適切でしょうか?