HELLO!! 英語車掌です♪
4、乗客の求めていることが明るみになってきた
僕の担当していた、上野東京ラインや湘南新宿ラインは高崎線から東海道線、宇都宮線から横須賀線と乗り入れを行っているため「湘南カラー」と呼ばれるシルバーのボディーにグリーンとオレンジのカラーのラインが入っています。
山手線はライトグリーン、京浜東北線はスカイブルーというように路線で1色しかカラーを使用していなければ乗り間違える確率は少なくなりますが、上野東京ラインや湘南新宿ラインは、乗り間違いをする方が結構いらっしゃるのです。
高崎線と宇都宮線は大宮駅で分岐となりますが、乗車されて目的地とは異なる路線に間違えてご乗車される方が非常に多いことがわかりました。
そのときに、何とアナウンスしたら乗客の方は嬉しいのか?また、わかりづらいアナウンスはないか?などと研究することにしました。
これも僕が独自に、長い時間を使って調査したところ、
・実際の行き先の駅名を伝える
・自分の乗車している路線が正しいか確認してもらう
・分岐する方面に行きたい場合、どのホームに進めば良いか伝える
この3点が重要なポイントだということがわかりました。
このようなフレーズを分岐点前には入れたほうが乗客の方は喜ぶことがわかったのです。
どのように調べたかというと、これらを伝えると、本当に助かったと感じる方はそのままホーム上に残り、お礼を言ってくださるのです。
ときには、お礼の言葉をかけてくださったり、ジェスチャーで親指を立てて「Good Job!!」と行ってくださりました。
その数が多いものをまとめていったのです。
自分の考えている良いサービスと、乗客の方の感じる良いサービスはことなります。
これは英語だけに言えることではありませんが、サービスしていく上で大切なことは、相手にとって必要な情報かということです。
英語を学習していく上でも、この点は共通しています。相手が「欲しい」と思う情報を伝えるためのフレーズを優先的に覚えていくのです。
すると、大事なフレーズはよく使う。よく使うフレーズは覚えて損はない。ということで学習に無駄がないのです。
このように、あなたが英語を覚えていく場合でも、実際に使う場面が明確になっていればいるほど、やるべきことが見えてきます。
英語を覚えることよりも先に、どのような言葉をかけてもらったら嬉しいのか?をもう一度考えることが上達には近道だと感じました。
英語だけでなく人間として成長させてもらったきがしました。