【3歳の娘が日本語を習得する過程の観察記録②信じられないスピードで文法を使えるように!】 | 大人が英語学習で成功する方法:高卒&28才からの英会話で英検1級&TOEIC975点ゲット!

大人が英語学習で成功する方法:高卒&28才からの英会話で英検1級&TOEIC975点ゲット!

英語にまったく縁のなかった僕が、28才からのやり直し英会話で、
どうやって33才までにTOEIC900点超&英検1級をゲットしたか?を公開します。

 from 師範代Shinya

 

(→前回の続き)

 

①大人が第2言語の英語を身に付ける過程

 

②赤ちゃんが幼児になるまでの過程で母国語を身に付ける過程

 

この2つが違うことは分かっていましたが、いったいどのぐらい違うのか?

 

②を観察することで、①に応用できる部分はあるのか?

 

それを解明するために僕がスマホに定期的にメモしている、「娘の言語習得の観察内容」をシェアします。

 

娘は2歳を過ぎたあたりから、急激に言葉を文章で発するようになってきました。

 

それまでの「あー!」だけを連発するステージを抜けて、「これは?」という短いフレーズを覚えました。

 

親や周りの大人たちに何度も同じ単語を発音させて聞くスキルを身に付けたのです。

 

そこから数ヶ月後、次のステップとして、「食べるー!」などの動詞を単体で使えるようになっていきました。

 

さらに数ヶ月後、「ふーちゃんも食べるー!」というように、主語と動詞をつなげて話すことができるようになりました。

 

その流れで、「パパも食べる?」と、語尾のイントネーションを上げることで、疑問形にする力も身に付けました。

 

ここまでの流れは、瞬間英作文トレーニングに似た部分があり、僕も事前にある程度予想できたのですが、そこから予想外のこと

が起こり始めました。

 

予想外の文法を使えるようになる

2023年の6月、娘とご飯を食べている最中に、突然、娘が僕の着ているTシャツを指さしながら、こんなことを言いました。

 

娘:「パパ、何かついてるよ。」

 

娘がまっすぐ伸ばした、小さくて短い人差し指の先には、僕のTシャツにくっついた米粒がありまた。

 

まだ柔らかいので、今食べている最中に落ちてくっついたものと思われます。

 

僕は米粒を取りながら、「けっこうしっかりした文章を言えるようになってきたなぁ・・・」と感心していました。

 

次の瞬間、娘が僕に向かって言いました。

 

娘:「何がついてたの?」

 

僕:「え?今何て言った?」

 

娘:「??」

 

僕:「もう一度言ってくれる?」

 

娘:「何がついてたの?」

 

僕:「な、なにぃーーーー!!!」

 

娘の質問に答えることを忘れるほど、僕は衝撃を受けました。

 

娘は、「時制」を使い分けてきたのです!

 

何か付いてるよ→現在形

 

何がついていたの?→過去形

 

この2つを、目の前で起こっている出来事に対して一瞬で使い分けてきました。

 

僕が米粒の存在に気付く前には、米粒はそこにあるので、現在形を使うのが正しいです。

 

でも、僕が米粒を取った後には、米粒はもう、そこにはありません。

 

だから、過去形を使うのが正しいのです。

 

これは、英語でも同じ使い方をします。

 

大人の英語学習者が、現在形と過去形を場面に応じて瞬時に使いこなせるようになるには、半年~1年ぐらいは瞬間英作文トレーニングを続ける必要があります。

 

それを、娘は数ヶ月で習得してしまったのです。

 

でもこれは、その後の急激な伸びの前段階に過ぎませんでした。

 

形容詞を使えるようになる

次のステップは、それから3ヶ月後の9月にやってきました。

 

まず1回目は、娘が朝食のトーストを食べている時に起こりました。

 

娘に向かって僕が、「おいしい?」と聞きました。すると、

 

「熱くて美味しい」

 

と言ってきたのです。

 

英語で言えば、

 

It's hot and delicious.

 

です。

 

形容詞を2連続で使えるようになりました。

 

その後も、同じ週の夕食後に、娘が言いました。

 

「緑のマスカット食べていい?」

 

これまで言えなかった「緑の」という形容詞を付け加えるようになったのです!

 

本人も形容詞が使えるようになって嬉しいらしく、やたら色んな名詞に形容詞を付けるようになってきました。

 

「白い紙」、「赤いリンゴ」、「丸い時計」など、大人が使わないような「当たり前の形容詞」を付けながら話すようになったのです。

 

副詞を使えるようになる

さらに9月下旬になった頃、こんなことがありました。

 

僕が夕食を食べ過ぎてお腹がふくらんで動けなくなっていた時に、横のベビーチェアに座っていた娘が、オモチャを床に落としま

した。

 

次の瞬間、娘が僕に向かってこう言いました。

 

娘:「おもちゃ拾ってくーだーさい!」

 

僕:「え~!パパは今、食べ過ぎて苦しいから、しゃがめないよ」

 

すると、娘が言いました。

 

娘:「ふーちゃんもお腹いっぱいでしゃがめない。」

 

僕:「な、なに---!今なんて言った?」

 

娘:「え?ふーちゃんもお腹いっぱいでしゃがめないよ~」

 

僕:「い、いつの間にそんな長い文章をマスターしたんだ?」

 

僕はすぐに目の前にあるスマホを手に取り、メモを始めました。

 

僕が驚いた点は3つあります。

 

1つ目は、「お腹いっぱいで」という副詞句を入れてきたことです。

 

2つ目は、「ふーちゃんも」というように、me too 構文を使ってきたことです。

 

3つ目は、僕が使ったボキャを理解して、自分の知っているボキャに言い換えてきたことです。

 

僕は最初、「食べ過ぎて苦しいから」と言いました。

 

そのセリフを娘は「お腹いっぱいで」と言い換えてきたのです!

 

おそらく、娘は僕のセリフを聞いた瞬間、

 

「パパは、お腹いっぱいだと言っているようだ」

 

と自分の知っているボキャで解釈したのでしょう。

 

そして次に、自分のボキャでアウトプットしてきました。

 

これは紛れもなく、僕の言葉を理解するリスニング力と、すでに自分のモノにしているボキャを結び付けて発信する能力があるこ

とを意味します。

 

「子どもの脳内は、一体どうなっているんだ?」

 

僕はあっけに取られて、オモチャを拾うことを完全に忘れてしまいました・・・

 

 

 

・・・つづく

 

 

 

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From  師範代Shinya(新村真也)

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