【TOEIC900点超えの上級者でも、ネイティブ同士の英会話が聞き取れない理由&解決法①】 | 大人が英語学習で成功する方法:高卒&28才からの英会話で英検1級&TOEIC975点ゲット!

大人が英語学習で成功する方法:高卒&28才からの英会話で英検1級&TOEIC975点ゲット!

英語にまったく縁のなかった僕が、28才からのやり直し英会話で、
どうやって33才までにTOEIC900点超&英検1級をゲットしたか?を公開します。

 from 師範代Shinya

 

・TOEIC900点を超えて、周りからは上級者だと思われるようになったど、いまだにアメリカのドラマや映画を見てもセリフが聞き取れない・・・

 

・ネイティブと1対1の英会話ならスムーズにできるけど、「ネイティブ同士の英会話」に自分1人だけ放り込まれると、まったくついて行けない・・・

 

・日本では「英語がデキる人」と思われてたけど、アメリカに来たら現地人の話す英語がぜんぜん聞き取れない・・・

そんな声をよく聞きます。

 

そうなんです!これは真実です。

 

僕は自分が初心者の頃は、

 

「もし自分がTOEIC900点とか、英検1級レベルになったら、きっとネイティブの話す生の英語も聞き取れるようになって、ネイティブ同士の会話にも堂々と入っていけるに違いない!」

 

と思って、その状態に憧れていました。

 

でも、実際に自分がそのレベルに達してみると、

 

「あれ?おかしいぞ??なぜ聞き取れない??そんなバカなぁーーー!!」

 

という状況になることが、何度もあったのです。

 

実は上級者になると、

 

「テレビで流れているニュース英語は聞き取れるけど、カジュアルな会話は聞き取れない」

 

という現象は、よく起こります。

 

当時の僕にとって、これはとても不思議でした。

 

ニュースのレポーターも、けっこうな早口英語です。

 

カジュアルな英会話とそんなにスピードの違いはありません。

 

でも、聞き取れ度合に大きな差があるのです。

 

その後、僕は研究を重ねるうちに、「ネイティブ同士のカジュアルな英会話が聞き取れない理由」が判明しました。

 

以前の記事で、ネイティブが話す時の「ぞんざい発音」については詳しく深掘りしたので、今回は発音は横に置いておいて、「英語表現だけ」にフォーカスします。

 

実際に、「ネイティブ同士の会話を文字起こしした台本」を読んでも、理解できないことが多いので、やはり発音だけの問題ではありません。

 

ネイティブ同士の英会話が聞き取りづらい理由2つ

僕が気付いた理由は、この2つです。

 

①it を多用し、はしょった表現が多い

 

②ネイティブ特有の言い回しが連発される

 

まず、①に関して解説します。

 

ネイティブ同士の英会話では、文脈から理解できる内容は、 it などを多用して、はしょって言うことが多いです。

 

たとえば、

 

Got it!
 

(分かった!)

 

は、本来は「あなたが今いったことを理解した」なので、

 

I got what you said.

 

が本来の言い回しです。

 

でも、what you said は長いので it に変えます。

 

さらに、主語の I まではしょるのです。

 

他にも、

 

It runs in the family.
(そういう家系なんです)

 

という表現もあります。

 

これは、その前の文脈を受けて言うセリフです。

 

たとえば、家族メンバーがみんな同じ職業に就いているとか、みんな高学歴とか、みんな人見知りとか、性格や価値観などが共通している時に使えます。

 

「血は争えない」という日本語にも近いですね。

 

このように、前後の文脈から判断しないと分からない短い言い回しが、ネイティブ同士の会話ではよく使われます。

 

この①のパターンの場合は、セリフの一部だけを切り取っても、何を言っているのか分かりません。

 

文脈全体を判断する必要があるので、前のセリフが聞き取れなかった場合、お手上げ状態になるのです。

 

ついでに言うと、it が使われすぎて、もはや決まり文句になってしまい、前後の文脈が関係なくなっているフレーズもあります。

 

たとえば、

 

I have to hand it to you.

 

という表現の意味を推測できるでしょうか?

 

これは、前の文脈で it に相当するものがなくても使えます。

 

というか、前の文脈では出て来ないことの方が多いです。

 

直訳すると、

 

「私は手渡さなければならない、それをあなたに。」

 

になります。

 

意味が分かりませんよね?

 

実はここで言う it は、 「credit =信用、信頼、手柄」のことだそうです。

 

言い換えると、

 

I have to give credit to you.
(私はあなたに手柄を与えなければならない)

 

になります。

 

自然な日本語にすると、

 

「スゴいですね!」

 

「脱帽しました!」

 

という表現が当てはまります。

 

相手の優秀さを認める時に使う、ホメ言葉です。

 

これは、前の文脈で「credit」という言葉が出て来なくても使えます。

 

というか、出てくることはまずないでしょう。

 

このように、もはや it 前の文脈に関係なく使われることもあるのです。
 

これが、1つ目の理由です。

 

今のは極端な例ですが、 実際の英会話で it を使った表現は、上級者になると何となく雰囲気から予想できることが多いです。

 

でも、もう1つの②の表現に関しては、予想すらできないことがあります。

 

これはもう、知っているか知らないか?

 

その差だけです。

 

そして僕は以前、自分がTOEIC900点を超えた後に、②の世界を勉強したことがあります。

 

次回の記事では、この②を深掘り解説していきます。

 

 

・・・つづく

 

 

 

 

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