国道386号線沿いに位置する、このお店は調べたところによると、昨年の水害で被害に遭い、立て直したお店なのだそう。
なんとなくで見つけたお店なのに、こんな過酷な歴史があったとは...
内装はこんな感じ。
訪問したのが17:30とギリギリ晩ご飯の時間帯に差し掛かってない時間帯での訪問だったこともあり、お客さんは自分一人しかいなかった。
いかにもちゃんとした和食店という感じの内装
お昼の時間帯は混むのだろうか
メニュー3連発。
ランチ・ディナー関係なく、一日中このような定食メニューを提供している。
1000円を切るような定食はなかったのでリーズナブルとは言い難いかもしれないが、他の魚料理店と比べると比較的やうい方なのではないのだろうか。
その日の気分に応じて食べたい魚を選択できるのもいいところ
このご時世ということもあり、テイクアウトのお弁当も販売されている模様。
うなぎ弁当で1400円は安い?のかは知らんけれど、うなぎ定食って普通に2000円を超えるものが多いからそれと比較するとリーズナブルにうなぎを食べれる一つの手段ではありそう。
店員さんに聞くの忘れたけれど、ここってどこ産のうなぎ使ってるんだろう
注文を終え、料理が出てくるのを待ちます。
テーブルの上にある調味料はこんな感じ。
醤油、一味唐辛子の2種類のみとすごくシンプル
できるだけタレをつけずに素材の味を知って欲しいのだろうか
そして注文した料理が到着!
注文したのは、定食の中でも一番ランクが高い「香魚定食」!
高いけれど、この一品でうなぎ、鮎、鯉を一度に堪能できると考えるとコスパ最強だと思う。
ご飯と汁物も付いてくるので、全部揃ったところでもう一枚。
品数が多いからなのか、かれこれ15分くらい待った。
店内の雰囲気とともに
まずは汁物からいただきます
汁物とはいえど、ただの味噌汁ではなく、こちらは「鯉こく」と呼ばれる料理。
臭みの強い鯉を食べやすくしたものとされていて、一種の郷土料理なのだとか。
ちなみに鯉こくが郷土料理として有名なのは富山県らしい
そんな鯉こくを初めて食したのだが、味噌汁が少し甘い食感が強かった。
赤味噌っぽい甘さではなく、どちらかというと塩麹とかで多少甘くしているのかな?と思えるような感じだったんだけれど、、、
ちょっと素人にはわかりません笑
そして、うなぎ!
食べた時の食感は全然モチモチしてなかったからおそらく中国産でごまかしているということはなさそう。
でもうなぎ料理店とかで提供されるうなぎほど、とろける!という感じではなかったかな。
一応近くを流れる筑後川でもうなぎは取れるらしいのだが、筑後川を泳ぐうなぎは皆こんな感じなのだろうか
こちらは鯉の餡掛け。
数ある魚料理の中で個人的にこれが一番美味しかった。
写真は揚げた鯉の中身だが、鯉の身ってこんなに鮮やかな色をしているんだなと思わされる。
別に臭みとかも全然なく、餡も気になるほど甘く味付けはされておらず、味付け、食べやすさにおいても自分に非常にあっていた。
おかげでご飯がかなり進んでしまう笑
ご飯のおかわりできたらいいんだけれど...
多分初めてじゃないかな。
鮎を食べるの。
鮎はシンプルに塩焼きとして出てきた。
この地域一帯では、鮎の料理を提供しているお店が多く、この一帯では鮎がかなり獲れるのだそう
汚くてすみません笑
箸で中身を開いてみます。
驚くべきことに、卵の量が案外多いんですね。
この黄色いの多分鮎の卵だと思うんですけれど、あってますかね??
ちなみに鮎のカルシウムの含有量はイワシの3倍らしい
焼いてもタンパク質が変性することなく、栄養を失うことなく食べれるのだとか
塩焼きなので少々しょっぱかったが、他の焼魚と同じように美味しく頂けた。
付属でついている...柑橘類(かぼす?)...をかけて食べるとなお美味しい。
最後は右上にある、鯉のあらい。
一見ただの刺身のように見えるが、調理方法の面において刺身と区別されるのだとか。
実際食べてみると、さっぱりしているのはもちろん、すごく身が引き締まっていて、
刺身のようなとろける食感ではなく、なんかコリコリとした食感だった。
付け合わせの味噌と一緒に食べるとめちゃめちゃ美味しい。
あらいは、かなりプロの技術を持っている人でないとできない調理法らしく、その食感と味をここで堪能でき、新たな知見を得ることができた。
とここで茶碗蒸しの紹介をするのを忘れてたので、ここで茶碗蒸しを。
ふんわり卵の中に包まれているのは、まさかのうなぎ!
茶碗蒸しにうなぎを入れてくるお店ってそうないですよね。
甘タレのかかったうなぎも美味しかったけれど、茶碗蒸しに包まれたうなぎはふっくらしててこれもまた美味しい〜
おまけで蒲鉾。
茶碗蒸しの THE 定番!
それなりにボリュームはあったけれど、お腹がめちゃめちゃ減ってたので余裕で食べ切れました笑
それにしてもこの定食でうなぎと鮎と鯉を一度に堪能できるので、お値段はそれなりにはするけれど、ちょっと変わった調理法による魚も食べれるので、国道386号線沿いをドライブしてて、お腹が空いてきたら、香魚で香魚づくしをお勧めします!
いや〜旅行の最後にいいもの食べれて本当によかった♪
お土産等も販売されているので、気になるものがあれば
先ほどの鮎のあらいは、辛子酢みそをつけて食べるのが主流だそうですよ
というわけで、これにて九州のグルメも満喫できたので、心置くことなく関東に戻れそうです!笑
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