天気のいい朝を迎えたた3日目
この日は熊本駅からスタート!
前日は暗くてあまり見れなかった熊本駅もこうしてみると立派な建物をしてる。
というわけで熊本駅の改札にやってきました!
熊本からは新幹線だけでなく、鹿児島本線、熊本起点の豊肥本線、三角線がある。
今回乗る列車は右下のほうにある 特急 『あそぼーい!』 で豊肥本線方面へと向かいます。
あそぼーい!も去年の9月でみんなの九州きっぷで指定席を取ろうにも満席御免で弾かれてしまい、かわせみ・やませみ同様心残りしてしまった列車
今回は残席僅かの定かではあったが、何とか座席を確保することができた
後、昨年は豊肥本線が全線開通直後だったこともあり、席が取りづらかったこともある
ホームに上がると、5番乗り場に三角方面に行く三角線が1両、ポツンと止まっていた。
三角線は、普通電車でも50分で全線を結んでしまうほどの短い路線。
観光特急『A列車で行こう』も走っている。今回は時間の都合上、乗ることができなかった。
あそぼーい!が入線。
アテンダントさんが丁寧にお辞儀をする。
その前では幅広い年代層からなる鉄道マニアが入線をバッチリ撮ろうとカメラを構える。
あそぼーい!が到着し、お客さんを車内へご案内する前の準備に取り掛かる。
昨年の夏に豊肥本線が復旧し、故郷へと帰ってきたあそぼーい!
あそぼーい!の別府の方向幕を見て、これから九州を横断するのだなと旅人のこころを擽る。
隣のホームからは、鹿児島本線の下り普通電車が停車中。
この列車は豊肥本線の普通電車としても使用され、途中の肥後大津までは電化区間のため、こういった電車が使用される。
肥後大津までの区間は、1時間に3本くらいの頻度で運転されるが、肥後大津を過ぎると本数がグッと減る。
ちなみに肥後大津はどこ?って思ったあなた。
熊本空港の最寄り駅です(笑)
早速あそぼーい!に乗車。
今回は観光のこともあり、途中の阿蘇まで乗車。
1時間16分の乗車
終点の別府まで乗車する人は3時間23分と乗車することができる。
本当は展望席を取りたかったのだが、阿蘇までの短い区間と言えど、座席を確保することができなかった…。
なのでそのちょっと後ろの通路側の席を確保できたので今回はここから楽しみます。
展望席より後ろの1号車の車内はこのような感じ。
車内が非常に明るく、座席もそれに合わせた色合いをしていて、赤を基調としたカラフルなシートが素敵。
一番前の車両と一番後ろの車両にはこのように展望スペースが存在する。
1号車の展望スペースはこのような感じ。
4号車の展望スペースはもっと広く、窓側に向けられた広い座席スペースが存在し、自由に使うことができる(というのを帰ってから知りました…)
4号車の展望スペースを見たい方は、JR九州のHPからどうぞ
先頭部分の展望席から見る景色はこんな感じ
ここから前左右と見渡せる景色を楽しみたかった…。
そしてここから車内散策。
まずはお隣2号車。
4人席のボックスシートが4組組まれている。
それ以外は1号車と基本的に変わらない。
さらにお隣3号車にお邪魔
3号車に入ると、1号車や2号車とは車内の雰囲気が180度かわる。
3号車には白いくまちゃんシートが備え付けられ、公式HPを見ると、ファミリーシートと書かれている。
確かに座席によって背もたれの高さが全然違う。
すごいユニークな構造だ。
非常に見ていて子供向けの車両という感じなのだが、果たして童心に戻って大学生が楽しむことは可能なのだろうか。否、恐らく気まずい(笑)
3号車には売店もあり、お菓子やアルコール、名物くろちゃん弁当、その他キーホルダー等のグッズが発売されていた。
売店の商品はこんな感じ。
売店のメニュー。
一応別府までの間で12:00を跨ぐので、乗車記念にクロちゃん弁当を買っておいてもいいだろう。
こどもプリン、大人プリンと年代に応じたプリンも売ってて、これらも非常に気になるところではあった。
朝食を食べたばかりだったので買わなかったのだが…
さらに3号車には子供用の遊び場が設けられていて、子供連れの家族も、大人だけでなく子供まで満足いくまで楽しむことができる。
車内散策から帰り、自分の座席から色々楽しむ。
列車は肥後大津駅を出発し、非電化区間へと入っていく。
肥後大津~阿蘇では、約5年前の熊本地震による甚大な被害を受け、復興に難航していたが起死回生の復活劇を遂げ、豊肥本線の日常を取り戻しつつ走っていく。
非電化区間に入り、最初の停車駅、立野駅に到着。
本来ならばここで豪華寝台列車『ななつ星』と並ぶはずだったのだが、新型コロナウイルスによる影響で、現在運休中。
日曜の立野駅でのこの時間はあそぼーい!とななつ星が並ぶということでいつも大賑わいなのだが、残念…。
立野駅の看板を一枚。
看板にも書いてある通り、立野駅ではスイッチバックをする。
隣の赤水駅とでは約8kmしかないのだが標高差があるため、スイッチバックをしながら山を登っていく。
箱根登山鉄道と同じような原理だ。
そのため、立野駅で一旦この車両が最後部に切り替わる。
列車は立野駅を定刻で出発し、2度目のスイッチバック地点に到着。
ここで再び進行方向を切り替え、こちら側がまた先頭車両へと戻る。
なんか本当に箱根登山鉄道の大平台駅、上大平台信号場のような関係性と似ている(笑)

と最後にここでフットレストを使ってみる。
上の写真が靴を脱いで扱い、下の写真は靴のまま足を休ませていいのだろうか。
あそぼーい!といえど当列車は一応特急列車。
特急列車としての遜色がないようになっている。
列車は阿蘇駅に到着。
あそぼーい!は阿蘇駅において6分間の停車時間がある。
この時間を使って乗客のみんなは阿蘇山を撮ったり、あそぼーい!との記念写真を撮ったりと楽しむ。
自分は阿蘇駅までの乗車なので、ここであそぼーい!の旅は終わり。
でも記念写真はちゃんと撮ります(笑)
中間車にデカデカと描かれた『あそぼーい!』の文字。
その奥でアテンダントさんが乗客の帰りを待ち構えている。
丁寧なホスピタリティに満ち溢れたJR九州の観光特急のアテンダントさんは、まさに日本のおもてなしという感じだ。
丁寧なホスピタリティに満ち溢れたJR九州の観光特急のアテンダントさんは、まさに日本のおもてなしという感じだ。
とここで進行方向側から肥後大津行がやってきたので、あそぼーい!との並びを一枚。
豊肥本線ってキハ200が来ると思ってたのでキハ40が来てくれたのは嬉しい誤算!
10:31 あそぼーい!の出発時間。
定刻に阿蘇駅を出発をし、阿蘇山バックに列車は次の停車駅 宮地へと向かっていく。
あ…去ってしまった…。
しかし指定席入手困難なあそぼーい!
阿蘇までの区間ではあったのだが、とても有意義な時間を過ごすことができた。
なんだか後ろ髪を引かれるような別れ方だったが、次は九州を横断する特急列車として全区間乗り通してみたいなという気持ちになった。
というわけで今回はここまで!
ここから短い時間で阿蘇を楽しみます(笑)