海外大学へ(1) 日本の高校から、実際どれくらい行っているの?
こんにちは😊今回から、「海外大学進学について考えてみる」 というシリーズを書いてみようと思います。「海外大学に進学する日本の高校生って、実際どれくらいいるの?」これはよく聞かれる質問ですが、実はかなり答えにくいテーマです。① 日本の高校から、海外大学へ進学するのは何人くらい?まず大前提として、高校卒業後、日本の大学を経由せずに“直接”海外大学へ進学する人数については、公的な統計でも「正確な1点」を出すのが非常に難しい、という現実があります。理由はシンプルで、・文部科学省が把握できるのは → 日本の高校から報告があった人数のみ・個人で直接出願・渡航するケース・海外インターナショナルスクール卒業生・学校を通さない進学ルートこれらが完全には捕捉されていないためです。ただし、複数の公的データや民間調査を組み合わせることで、おおよその規模感は見えてきます。推計される進学者数(かなり現実的な数字)結論から言うと、👉 毎年およそ3,000人〜4,500人程度と推測されます。この数字の根拠は、主に次の2つです。A. 文部科学省「学校基本調査」(公的データ)文科省が毎年行っている調査では、高校卒業後の進路として「海外の学校等に入学した者」 という項目があります。・直近の傾向: → 毎年 約3,000人〜3,500人前後・特徴: → コロナ禍では一時的に1,000人台まで落ち込み → 2023〜2024年にかけて急速に回復 → 現在は コロナ前(約3,000人)を上回る勢いこの数字は、「日本の高校が把握・報告できた範囲」なので、実数よりやや少なめと考えるのが自然です。B. 日本学生支援機構(JASSO)の調査JASSOでは、学位取得を目的とした海外留学についてのデータも出しています。・2023年度 → 「協定等によらない(個人での)留学」約 3.2万人ただし、ここには・大学在学中の短期留学・交換留学も含まれています。民間の留学エージェント等の分析を合わせると、👉 高校卒業後すぐに、学位(Degree)取得を目的として渡航する層は全体の約1割とされており、👉 約3,000〜4,000人規模という推計が、かなり妥当だと考えられています。つまり、どういうことかというと・日本の高校卒業生は、毎年およそ 100万人・そのうち、海外大学へ直接進学するのは0.3〜0.4%程度SNSの印象よりも、かなり少数派だということが分かります。「英語ができる子が増えている=海外大学進学が当たり前」というわけでは、まだ全然ない。この前提を押さえておかないと、次の話(おうち英語・学校選び・IBやAレベル)がすべてズレて見えてしまう気がします。次の記事へ続く