死刑確定の元暴力団会長の告白① | ネコの風助!時代を斬る!!

ネコの風助!時代を斬る!!

みんなの元氣を応援する《Eighty-Eight》のカウンセラーHIROMI(bebe)のブログ。
愛息子ネコの風助が、世の中を鋭く斬る!政治、経済、何でもござれ!!

現代社会は、どんなサスペンスよりホラーよりも

恐ろしい事件が毎日起きています。




 





みなさま ごきげんよう~

《風助  ヒッチコック劇場》の

時間となりました。

今日のお話は

死刑が確定した元暴力団会長が、

その事件より前に別の殺害をした告白を

文書で警視庁へ送っていたというお話です。




【「他の人物も殺害した」前橋スナック乱射事件の死刑囚が
警視庁に文書提出】
産経ニュース2016年2月17日



(引用開始)
平成15年に前橋市のスナックで
4人が死亡した拳銃乱射事件で、
死刑判決が確定した矢野治死刑囚(67)が
「他の人物も殺害した」とする文書を警視庁に提出していた

ことが17日、捜査関係者への取材で分かった。
産経新聞はこの文書を入手。
文書では、大型詐欺事件への関与を取り沙汰され、
平成10年から行方不明となっている
60代男性を殺害したとしている。
関係者によると、矢野死刑囚はさらに別の男性の殺害に
ついても関与をほのめかしているといい、
警視庁などは慎重に証言の裏付けを進めている。

文書は26年9月7日付で、矢野死刑囚の記名と指印がある。
矢野死刑囚が同年9月に弁護人を通じて
警視庁目白署に文書を送付していた。
その後、警視庁で任意で事情聴取したところ、
文書と同趣旨の証言をしたという。

文書によると、殺害されたとされる男性は、
共済組合を舞台にした大型詐欺事件への関与を取り沙汰され、
9年には国会に証人喚問された東京都内の会社役員。
矢野死刑囚から借りた約8600万円の返済が
滞ってトラブルとなっていたという。


男性は矢野死刑囚に対し
「別の社長を殺害すれば返済できる」などと提案したが、
矢野死刑囚は、男性を都内の暴力団事務所に3日間監禁。
首を絞めて殺害し、
知人の男に遺体を遺棄させたことが記されている。

警視庁は文書や証言の信憑性を確認するため、
遺棄に関わったとされる男の所在確認を進めるなど、
継続して捜査している。関係者によると、
矢野死刑囚は神奈川県内の失踪男性についても
殺害への関与をほのめかしているという。

矢野死刑囚は元指定暴力団住吉会系暴力団会長で
殺人罪などに問われ、1・2審で死刑判決を受け、
26年に死刑が確定した。

18日発売の週刊新潮でも報じる。
(引用終了)


 

産經新聞が入手ですか。。

共済組合を舞台にした大型詐欺事件というのも

気になりますが・・・

まずは平成15年に起きた前橋スナックでの

銃乱射事件を調べてみましょう。



http://blog.goo.ne.jp/caffeineaddiction/e/98a944392f5406acad9f26339bb38292




『前橋スナック乱射事件【山田健一郎・小日向将人・
矢野治】』
NAVERまとめ


(一部引用)
平成15年(2003年)1月25日午後11時半ごろ、
前橋市三俣町のスナックで、
指定暴力団住吉会幸平一家矢野睦会の幹部組員2人が
店内などで拳銃を発砲し、客の市民ら3人を含む4人を殺害、
指定暴力団稲川会大前田一家本部長、
後藤邦雄元後藤組組長ら2人に重傷を負わせた。


平成16年(2004年)2月に首謀者とされる

矢野睦会会長、矢野治と実行役とされる小日向将人が逮捕され、
もう1人の実行犯として指名手配されていた山田健一郎も
同年5月に逮捕された。

事件の全容解明は、
小日向将人の全面供述によるところが大きかったが、
矢野治、小日向将人、山田健一郎3人共に
1、2審と死刑判決を受けた。

また銃乱射事件に巻き込まれ死亡した
一般市民の男性の遺族が、
住吉会・西口茂男総裁らに、使用者責任があるとして、
およそ2億円の損害賠償を求めた訴訟で、
住吉会側は、使用者責任を認めて
「深く遺憾の意を表する」と謝罪したうえで、
再発防止を約束、
遺族に9750万円を支払うことで和解が成立した。

乱射事件は、2001年8月、
前橋市の稲川会系大前田一家(解散)の幹部2人が
東京都葛飾区で営まれた住吉会系幹部の通夜で、
住吉会住吉一家向後四代目と滝野川一家七代目の総長を
射殺した事件が発端とされる。


稲川会は、住吉会側に大前田一家の「家名抹消」
などを伝え、
両組織は手打ちとなったが、
住吉会幸平一家上層部などが
大前田一家の元組長らへの報復を計画し、
幸平一家矢野睦会が中心となって事件を引き起こした。
(引用終了)



いわゆる暴力団抗争ですね。

稲川会VS住吉会。

まぁ、シンプルというと何ですが・・・



その矢野死刑囚が前橋スナックの事件以前に、

別の殺人を犯したと自ら告白し、

2月18日発売の週刊新潮で

その内容の一部が公開された。







『【独占スクープ】死刑囚が“永田町の黒幕”の知られざる
監禁殺人を告白』
デイリー新潮 2016年2月17日

(一部引用)
〈前略、お手数をお掛致します。(中略)
多分、平成6年頃のことと想います
(※編集部註・平成10年の記憶違い)。
警察が調べれば直ぐにわかります。
法の改正で時効にはなっておりません。
この処、毎晩のようにリュー一世(斉藤衛)
夢で苦しんでおります。
このようなことを書き記すことは、
私の立場が悪くなることを承知で
書かねばならぬ心情を察してください〉

自責の念を打ち明ける書き出しの手紙には、
自らの手による殺人が記されていた。

〈(前略)事前に○○組長(手紙では組名明記)に頼んで
檻を事務所内に入れてもらっていたので、
リューは○○組に入るなり直ぐに檻に入れてます。
(中略)私個人の考えでリューの首を絞め殺しました
 
文中の「リュー一世」、本名・斎藤衛とは、
当時現役の参議院議員だった友部達夫氏が
100億円近い資金を騙し取り、
その一部は政界に流れたといわれる
「オレンジ共済事件」のキーマンとして、
国会の証人喚問を受けた人物。
斎藤は友部のために政界工作を行い、
参院選当選を助け“永田町の黒幕”と呼ばれていた。

証人喚問の1年後に行方をくらまし、
〈国会に証人喚問…会社社長、謎の失踪半年 工作語らぬまま〉
との見出しで、その動静が報じられたこともあった
(『毎日新聞』98年10月20日付夕刊)。この時既に、
矢野死刑囚によって殺害されていたことになる。
 
この“永田町の黒幕”を葬り、そして死体遺棄を命じた顚末が、
矢野死刑囚の手紙に綴られていたというわけである。
「週刊新潮」では、手紙にて“死体遺棄役”とされていた
矢野睦会の元構成員に接触。
遺棄に関わる克明な証言を交え、事件の全貌を特集する。
***
 告白は刑執行を先送りするための、
捏造と疑うこともできる――
しかし、証言を真実と確信するに至った
「もう一つの殺人」の存在も明らかになった。
そちらの殺人事件も「週刊新潮」にて続報する予定だ。

「週刊新潮」2016年2月25日号 掲載
(引用終了)




この『オレンジ共済事件』の全貌を

振り返る必要はありますし、

矢野死刑囚の裁判経緯も調べてみないと

全体が見えてきませんね。

矢野死刑囚は直接発砲はしていないが、

指令を出したことで幹部としての

責任を問われ死刑となりました。

矢野死刑囚の死刑判決が下されたのは、

2014年3月14日だそうです。

告白文書は2014年9月7日付。

約半年後にこの文書を書いた事になります。

何か腑に落ちない。

何故、警視庁に提出された文書を

産經新聞が入手できたのでしょう?

そして何故、今、公表となったのでしょうか?



さてさて、

ま~たまた長くなりましたが、

今日はこのへんで。

続きはまた今度。

では、ごきげんよう~。