Android通話アプリの検証で迷子を生むのは「見た目の差」。
テーマ(ライト/ダーク)、フォントサイズ、表示サイズを“標準化”して、画面崩れや誤検証を防ぐ手順とチェックリストをまとめました。
←ハブ記事へ戻る(保存版|Android通話アプリ検証“土台作り”)
✅ 結論
テスト前に ライト or ダークを固定/フォント=標準/表示サイズ=標準。
これだけで、UI崩れ・文言切れ・誤タップの“偽バグ”が激減します。
🎯 ゴール(何を揃える?)
-
テーマ:ライト or ダークを全端末で統一
-
フォントサイズ:標準(端末のデフォルト)
-
表示サイズ(画面の拡大縮小):標準
-
例外は「別シナリオ」で検証(大きめ/小さめは派生ケース)
📌 ポイント:まず“標準の基準線”を作る。そこからズラして検証する。
🛠 設定ステップ(機種差を吸収するやり方)
1) 🔍 設定検索を使う
-
設定画面の上部検索で「テーマ」「ダーク」「フォント」「表示サイズ」と入力。
-
メーカーごとに呼び名が違っても迷いにくい。
2) 🎨 テーマを固定
-
設定 > 画面 > ダークテーマ(ON/OFF)
-
自動切替(サンセット連動など)はOFF
-
チームで「ライト固定」or「ダーク固定」を宣言しておく
3) 🔤 フォントサイズ=標準
-
設定 > 画面 > フォントサイズ(つまみを真ん中)
-
「太字」「高コントラスト」はまずOFF(派生でON検証)
4) 🔎 表示サイズ=標準
-
設定 > 画面 > 表示サイズ(つまみを真ん中)
-
メーカーによっては「画面のズーム」「表示の大きさ」など表記が異なる
5) 🧾 スクショで証跡化
-
変更前/後を同じ画面でスクショ
-
ファイル名:
YYYYMMDD_DeviceA_OSxx_ThemeLight_FontStd_DisplayStd.png
🧪 確認チェック(これで標準化完了)
-
ライト/ダークが全端末で同じ ✅
-
フォントサイズ=標準(真ん中) ✅
-
表示サイズ=標準(真ん中) ✅
-
自動切替(ライト↔ダーク)がOFF ✅
-
スクショをBacklogチケットに添付 ✅
🧱 ありがちな落とし穴(先回りで回避)
-
「片方だけダーク」「もう片方がライト」
→ 夜間の自動切替が原因。自動 OFF。 -
「文字が折り返してボタンが隠れる」
→ フォント/表示サイズが“特大”。標準へ戻す。 -
「機種によって名前が違う」
→ 設定検索でキーワード入力。呼称差は気にしない。 -
「文字が細くて見づらい」
→ 派生ケースとして「太字ON」や「高コントラストON」を別記事3で検証。
🧩 例:標準→派生の運用(A/Bテストの型)
-
標準プリセット:ライト固定/フォント標準/表示標準
-
派生プリセットA:ダーク固定(同条件でUI差を見る)
-
派生プリセットB:フォント大きめ(1段)/表示標準
-
派生プリセットC:表示大きめ(1段)/フォント標準
📌 1回の検証では1要素だけ動かす。原因が特定しやすい。
🧪 テスト観点(通話アプリで効く見どころ)
-
着信バナー/呼び出し画面の改行位置
-
長い連絡先名(全角・絵文字入り)の収まり
-
画面下部の通話ボタンの押しやすさ(表示サイズ影響)
-
入力欄のヒント文が途切れないか
-
ダーク時のコントラスト不足で読みにくくないか
📎 Backlogテンプレ(貼って使える短文)
-
環境(テーマ/フォント/表示):ライト/標準/標準
-
再現画面:通話画面 > 着信バナー
-
期待:2行で収まる
-
実際:3行目がボタンに重なる
-
証跡:
YYYYMMDD_DeviceB_OS14_Light_FontStd_DisplayStd.png
⚖️ ライト固定 vs ダーク固定(メリット/デメリット)
-
ライト固定
+ 文字の視認性が高く、背景ムラが出にくい
− 夜間の実使用感とは少しズレる -
ダーク固定
+ 有機EL端末で省電力/最近のユーザー実態に近い
− 低コントラストUIで読みにくさが出やすい
👉 どちらを採用してもOK。“全端末で統一”が最優先。
🚑 崩れが出たときの切り分け
-
標準プリセットに戻す(ライト/標準/標準)
-
それでも崩れる → 純粋なUI課題の可能性大
-
崩れない → サイズ差が原因。派生プリセットごとに対応案を検討
🛒楽天で探す!AmebaPickおすすめカテゴリ
-
アンチグレア 保護フィルム(反射防止)
-
ブルーライトカット 保護フィルム
-
スマホスタンド(角度調整・アーム付き)
-
クリーニングクロス/液晶クリーナー
👉 例文:
「反射で画面が見づらい人は 👉 楽天で『アンチグレア 保護フィルム スマホ』を検索」
📌 要点3行まとめ
・まずは ライト/ダーク・フォント・表示 を“標準”で固定。
・違いを試すのは派生プリセットで。1回に1要素だけ動かす。
・前後スクショを命名規則で保存し、Backlogへ添付。