世界の石油備蓄量ランキングアジア&主要先進国の最新データを徹底比較! | eightthousandのブログ

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★ 2026年5月15日更新 ★
⛽ 世界の石油備蓄量ランキング
アジア&主要先進国の最新データを徹底比較!
💡 結論から言うと…

2026年2月28日の米・イスラエルによるイラン攻撃をきっかけに、ホルムズ封鎖77日目。ENEOSタンカーが5/14通過(邦船2社目)。ただし正常化は2027年にずれ込む可能性も(アラムコCEO)。世界の海上原油輸送の約20%が止まる1970年代以来最大のエネルギー危機。ブレント原油はピーク時に1バレル126ドルまで急騰した。

で、結論から言うと「備蓄日数が多い=安心」とは限らない。フジャイラ被弾で迂回ルートにも疑問符。NRI試算では標準シナリオで2027年10月に枯渇。悲観なら2027年3月のが現実。日本は放出前の時点で198日分(2025年12月時点)とG7最長だったけど、3月に30日分+5月に20日分(計50日分)を放出済み。一方、中国は推定13億バレルで世界最大だけど非公開。各国の備蓄量を深掘りしていこう!
📖 もくじ
① 備蓄量ランキング
② 主要国スペック表
③ メリデメ比較
④ 各国の詳細
⑤ 注意すべき点
⑥ こんな人向け
⑦ 最新の動き
⑧ まとめ
世界の石油備蓄量ランキング(2026年5月時点)
ホルムズ海峡封鎖を受けて、IEA加盟32か国は過去最大となる4億バレルの協調放出を決定。IEA加盟国全体で政府備蓄約12億バレル超、民間備蓄約6億バレルを保有してる。ただし中国はIEA非加盟でデータ非公開のため推定値ってことは押さえておいてね。

🌐 備蓄量ランキング TOP8
🥇 1位:中国 推定13億bbl(約120日分)※非公開
🥈 2位:アメリカ 約4.15億bbl(SPRのみ。約60日分)
🥉 3位:日本 約4.7億bbl(198日分 ※放出前)
4位:韓国 約2.86億bbl(約200日分)
5位:ドイツ 約1.77億bbl(約90日分)
6位:フランス 約1.2億bbl(約100日分)
7位:イタリア 約0.76億bbl(約90日分)
8位:インド 約0.37億bbl(わずか10日分

※bbl=バレル。日数は各国公式発表またはIEA基準。中国は推定値。日本の198日分は2025年12月時点の経産省データで、3月16日以降の放出により減少中。
② 主要国の石油備蓄スペック比較表
国名総備蓄量日数中東依存IEA放出量
🇯🇵 日本4.7億bbl254日92-94%7980万bbl
🇰🇷 韓国2.86億bbl約200日約70%2250万bbl
🇨🇳 中国13億bbl推定約120日40-50%非加盟
🇮🇳 インド0.37億bbl約10日約60%非加盟
🇺🇸 米国4.15億bbl約60日低い1.72億bbl
🇩🇪 独1.77億bbl約90日中程度1950万bbl
🇫🇷 仏1.2億bbl約100日中程度未公表

※出典:IEA(2026年3月20日発表)、経産省資源エネルギー庁、EIA、各国政府発表。日本の198日分は放出前の2025年12月末データ。IEA放出量は2026年3月19日IEA発表値。
POINT ③ 石油備蓄のメリット・デメリット
🟢 メリット
✓ 有事にガソリン・軽油の供給を維持できる
✓ 原油価格の急騰を抑える効果がある
✓ IEA協調放出で外交カードになる
✓ 国際的な発言力の強化につながる
🔴 デメリット
✗ 維持・管理に莫大なコストがかかる
✗ 放出から末端到達まで数週間~数か月かかる
✗ 「日数」と「使える量」に大きなギャップ
✗ 長期封鎖には結局対応しきれない
各国の石油備蓄を深掘り!
🇯🇵 日本(放出後約198日分 / 約4.7億バレル)

日本は国家備蓄・民間備蓄・産油国共同備蓄の3本柱で石油を備蓄してる。3月に30日分+5月に20日分を放出済みで約198日分。出光丸が4/28にホルムズ通過(邦船初)。サハリン2産原油も調達開始。5月は代替調達60%に目途。

⚠ ただし「198日分」には大きな落とし穴がある:

➤ 英FTは日本の戦略備蓄を「95日分」と報道(IEA基準での計算)。

➤ エネルギーアナリストの岩瀬昇氏は実際の消費量ベースでは130~140日分しかない可能性を指摘。

➤ 産油国共同備蓄7日分は、サウジ・UAEが原油を預ける仕組みだが、両国もホルムズ封鎖で輸出困難。

➤ 国家備蓄タンクは最大容量の約74%しか充填されていない。

3月16日に民間備蓄15日分、3月26日から国家備蓄30日分(約850万キロリットル)の放出を開始。合計45日分・約8000万バレルは過去最大。全国11基地から放出されてるけど、末端のガソリンスタンドに届くのは4月中旬以降の見通し。

中東依存度は92~94%で世界最高水準。この構造的リスクが今回まさに現実化してるわけやね。
🇨🇳 中国(推定12~13億バレル / 世界最大)

中国は備蓄量を公式発表していないけど、複数の分析機関が12~13億バレルと推計してる。内訳は政府備蓄が約4億バレル、民間商業備蓄が約6.7~9億バレルとされてる。

中国がこの危機で比較的余裕があるのにはワケがある:

➤ ロシアからのパイプライン輸入が日量180万バレルに拡大(開戦前は120万バレル)
➤ ホルムズ海峡経由の原油は全エネルギー消費の約6.6%に過ぎない
➤ EV普及で石油需要自体が構造的に減少中(トラックだけで日量100万バレル以上の需要減)
➤ 2025年1月の法改正で政府備蓄と商業備蓄を一元管理する制度を整備

ただし備蓄データが非公開なこと自体がリスク要因という指摘もある。
🇰🇷 韓国(約2.86億バレル / 約200日分(精製在庫15日))

韓国はIEA基準で約200日分の備蓄を確保。今回のIEA協調放出では2250万バレルを拠出して4位の規模。クウェートとの共同備蓄(200万バレル)もある。精製能力が高く、備蓄と生産のバランスが良い国のひとつやね。
🇮🇳 インド(約3700万バレル / わずか約10日分)

世界3位の石油消費国なのに、戦略備蓄はたった10日分程度。中東依存度も約60%。備蓄拡大計画はあったけどまだ十分に進んでない。ベトナムが日韓に原油確保の支援を求めてくるほど、アジアの中東依存国は厳しい状況。
🇺🇸 アメリカ(約4.15億バレル / SPR充填率58%。ロシア制裁タンカー30隻を一時容認)

最大容量7.27億バレルに対して現在の充填率は約58%。2022年のウクライナ危機時にバイデン政権が大量放出したあとの補充が進んでいない。今回1.72億バレルの放出に踏み切った。ただし世界最大の産油国でもあり輸入依存度が低いのが強み。
🇪🇺 欧州主要国

ドイツは約1.77億バレル(約90日分)で即日放出可能な体制。フランスは約1.2億バレル(約100日分)、イタリアは約0.76億バレル、イギリスは約0.68億バレル。欧州各国はIEA基準90日分をクリアしてるけど、ウクライナ紛争以降ロシア依存を下げた反動で中東・アフリカからの調達比率が上がってる。
⚠ ⑤ ここに注意!石油備蓄の落とし穴
⚠ NRI試算では代替60%でも2027年10月に備蓄は枯渇する。25%に低下すれば2027年3月。「日数」と「届くまでの時間」は別物
国家備蓄の放出は入札→原油払い出し→製油所へ輸送→精製→配送という工程がある。2022年の実績では全量引き渡しに6か月かかった。今回は随意契約で短縮が見込まれるけど、末端到達は4月中旬以降。米国でも大統領命令から配送開始まで通常13日、全量放出には120日を要するとされてる。

⚠ IEA史上最大の協調放出4億バレルでも不十分。日本は8,000万バレルを放出
ホルムズ海峡を通過する原油は日量2000万バレル。4億バレルは単純計算で20日分。市場は放出発表後もWTI原油が95ドル台に反発するなど、「焼け石に水」との評価もある。

⚠ 地域による偏り。IEAによると18か国が燃料配給を実施(日本は未実施)
備蓄放出が始まっても、全国均一に届くわけじゃない。西日本(特に瀬戸内沿岸)は中東原油への依存度が高く、備蓄基地から製油所への距離もあるため、地域によって品薄の深刻度が異なる。
⑥ こんな人は特に知っておくべき!
👤 ガソリン価格の動向が気になるドライバー
👤 エネルギー関連の投資をしている人
👤 物流・製造業など石油価格が事業コストに直結する方
👤 電気・ガス料金の値上がりが心配な家庭
👤 国際情勢やエネルギー安全保障に関心がある人