⚠ 2026年4月13日更新 ⚠ ホルムズ危機で困ってる国 | eightthousandのブログ

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⚠ 2026年4月13日更新 ⚠
🚨 ホルムズ危機で困ってる国
原油+LNG+ナフサ+肥料…資源別ヤバい順TOP8
💡 結論から言うと…

ホルムズ海峡は封鎖から44日目。通航隻数は平時の91%減(PortWatch)。ブレント原油はピーク126ドルを記録した。

停戦→再封鎖→交渉決裂→米軍封鎖表明。事態は「イランの管理」から「米イラン二重封鎖」という前代未聞のフェーズに突入した。じゃあ実際、どの国が一番困ってるの?って話。答えは単純に「備蓄が少ない国」じゃない。中東依存度 × 備蓄の実効性 × 代替調達力 × 経済への波及度の4つを掛け合わせて見ないと、本当の「ヤバさ」は分からない。前回の記事で各国の備蓄量を比較したけど、今回はそのデータをもとに「実際にどれくらい困ってるか」をランキングにしたよ!
ホルムズ海峡危機 現況マップ 2026年4月13日
📖 もくじ
① 評価基準
② 困ってる度ランキング
③ 各国の深掘り
④ 注意点
⑤ 日本はどうすべき?
⑥ まとめ
ランキングの評価基準
今回のランキングは以下の4つの軸で総合評価してるよ。

★ 中東依存度:原油だけでなくLNG・ナフサ・肥料・LPGも含めた総合依存度
★ 実効備蓄力:原油備蓄に加え、ナフサ在庫(日本は約20日分)やLNG備蓄の可否
★ 代替調達力:自力通航能力、代替ルート、護衛体制の有無
★ サプライチェーン波及度:石油化学・製造業・食料・電力への複合ダメージ

※筆者が複数の公開データ・専門家分析を総合して独自に評価したランキングです。公的な格付けではありません。
🚨 ② 困ってる度ランキング TOP8
💥 1位:東南アジア諸国(ベトナム等)
備蓄10日以下 / 代替手段ほぼなし / 日韓に支援要請中
💥 2位:日本 ⬆
原油94%+ナフサ80%超が中東依存 / ナフサ在庫20日でGW限界 / 政府レベルの通航確保なし
🔥 3位:インド ⬇
備蓄10日だが護衛艦5隻で自力通航確保中 / イランから通航許可あり
⚠ 4位:韓国 ⬆
政府「安心」vs 現実:精製在庫15日 / フォースマジュール / 26隻足止め
⚠ 5位:湾岸産油国 ⬇(サウジ・UAE・カタール)
カタールLNG全出荷停止 / IRGC機雷で迂回も封鎖 / 世銀「打撃深刻」
▲ 6位:欧州(独・仏・伊・英)
カタールLNG停止で今冬の暖房リスク / 90日備蓄はあるが長期化に弱い
▲ 7位:アメリカ
国内生産力あり / ただしSPR充填率58%で政治問題化
■ 8位:中国
推定13億bbl備蓄 / ロシア・パイプライン / EV普及で構造的にヘッジ済み
各国の「困ってる」を深掘り!
💥 1位:東南アジア諸国
東大の鈴木一人教授が「備蓄が乏しい東南アジアは特に危険」と警告してる通り、ベトナム、フィリピン、タイなどは備蓄日数が日本よりはるかに短い。ベトナムは日本と韓国に原油確保の支援を求めてきてる状況。タイはイランと個別交渉してタンカーを通過させたけど、4月8日にはホルムズ航行中に攻撃された乗組員3人の死亡が確認された。UNCTADによると海上肥料貿易の1/3がホルムズ依存で、肥料不足→食料危機も現実味を帯びてる。
💥 2位:日本 ⬆
実態はもっと厳しい。

➤ 中東依存度92-94%は世界最高水準。ホルムズ封鎖の打撃をもろに受ける
➤ 実効備蓄は130-140日分、FT基準では95日分という見方も
➤ 45日分・8000万バレルの過去最大放出を実施中だけど末端到達は4月中旬以降
➤ LNG備蓄が物理的に困難(-162度で管理が必要)で、電力不安も
➤ 4月1日にエネルギー補助金が終了し、電気・ガス代が直接家計に転嫁
➤ 2026年4月だけで約2,800品目の食品値上げ
➤ 商船三井LNG船(4/3)+LPGタンカー「GREEN SANVI」(4/5)が通過。ただしイランの「安全回廊」例外適用であり、政府は「関与してない」と表明
➤ サウジ・ヤンブー港経由の代替ルートは機能中だが輸送量は限定的
最大の危機はナフサ。日本のナフサは実質80%超が中東依存で在庫は約20日分。GW頃が調達限界(東洋経済)。石化コンビナートは既に減産開始
➤ 韓国が石油製品の輸出制限を検討中→日本の灯油18%・ガソリン9%が韓国産で、二重のダメージ

MUFG試算でGDP▲0.1~0.2%、物価+0.2~0.4%押し上げ。
🔥 3位:インド ⬇
備蓄は10日分しかないけど、インドは「ウルジャ・スラクシャ作戦」でフリゲート5隻超展開・20隻超護衛で自力通航確保してる。イランからも「非西側・非交戦国」として通航許可済み。日量85万バレル以上の輸入を維持中。備蓄は薄いけど「自分で取りに行ける力」がある点で日本より上。ただし14億人の経済への原油高の打撃は深刻。
⚠ 4位:韓国 ⬆
韓国政府は「備蓄200日分で安心」「産業が止まることは決してない」と言ってるけど、現実はかなり違う。

【政府発表と現実のギャップ】
➤ 備蓄200日分→実態は石油精製会社の在庫がわずか約15日分(TV朝鮮3/30報道)
➤ ガソリン上限価格制(1,724ウォン=約190円)を導入→しかし4/9時点で1,934ウォン(約213円)に上昇。1998年通貨危機以来の緊急措置
➤ 26隻足止め、170人が1か月以上孤立。日仏は通過できたのに韓国は1隻も通れず
LG化学・ロッテケミカルがナフサ不足でフォースマジュール。政府はナフサを「経済安全保障上の重要項目」に指定(3/18)
➤ ロシア産原油の輸入検討も(日経3/19)。制裁違反リスクあり
➤ 紅海代替ルートを4/6許可→だがフーシ派が封鎖を示唆
➤ 危機警報を「警戒」に引き上げ、車の使用制限も実施
⚠ 5位:湾岸産油国 ⬇
カタールのLNG最大施設ラス・ラファンがフォースマジュールを宣言し全出荷停止。UAE・クウェートの製油所もイランの攻撃で損傷。サウジパイプラインが4/12に日量700万bblに全面復旧。ただし通常2000万bblの35%で、IRGCの機雷地図で南側迂回も封鎖。世銀は「湾岸諸国の打撃は深刻」と警告。
▲ 6位:欧州主要国
原油90日備蓄はあるがLNGが問題。カタールLNGがフォースマジュールで全停止+中国のスポット爆買いでLNG価格74%急騰。今年の冬のガス在庫が積めなければ暖房危機に直結する。NATOがホルムズ任務を検討中(独紙報道)。
▲ 7位:アメリカ
世界最大の産油国だが、原油高でガソリン価格上昇→政治的ダメージ。SPR充填率58%。ロシア制裁タンカー30隻のアジア航行を一時容認するなど異例の対応。
■ 8位:中国
推定13億バレルの備蓄、ロシアパイプライン増量、ホルムズ海峡経由は全エネルギーの6.6%のみ、EV普及で石油需要減少中、イランから通航許可あり。世界最大の石油輸入国なのに、この危機で最もダメージが少ないという逆転現象。20年の戦略的分散が奏功。
⚠ ④ 注意すべきポイント
⚠ 封鎖が数年続く可能性
東大の鈴木教授は「イスラエルが攻撃をやめない限り封鎖は数年続く」と指摘。実際、停戦は48時間で破綻した。米法学者は「イランはホルムズ海峡を無期限に支配する能力を確立した可能性がある」と分析。軍事力だけでは解決できないという見方が強まってる。

⚠ 「通航料」という新リスク
イランは通航料を制度化し、さらにIRGCが機雷回避の代替航路マップを公開(ISNA報道)。つまりイランは海峡の「管理者」として振る舞い始めてる。ギリシャ首相は「通航料は航行の自由への危険な先例」と批判。国連安保理では露中が拒否権を行使し、国際的な解決の枠組みも機能してない。

🚨 【4/10最新】停戦崩壊→再封鎖→イランが海峡を「制度化」
4月7日の停戦合意はわずか48時間で事実上崩壊した。時系列で整理すると:

4/7:米・イラン2週間停戦合意→原油91ドル台に急落
4/8:イスラエルがレバノン猛攻撃(182人死亡)→イランが「停戦違反」としてタンカー通航を再停止
4/8:ホワイトハウスは「海峡は開いている」と主張するも、Bloomberg追跡データでは通過7隻のみ(すべてイラン関連船舶)
4/9:NHK分析で停戦後24時間の通過はわずか3隻と確認。株価も値下がり
4/9-10:IRGCが「機雷地図」を公開しホルムズ海峡南側の通航を禁止。イランは海峡支配の「制度化」を探り始めてる(Bloomberg)
4/10:高市首相が5月に石油備蓄を追加20日分放出する方針を表明、供給目詰まりの特定も指示
4/10:ネタニヤフ首相がレバノン直接交渉を指示→原油は一時反落
4/10:WTI原油が再び100ドル台に上昇。市場は停戦を信用していない
4/10:Bloomberg「なぜ米国は武力で再開しないのか」が焦点に
4/10:Lloyd's List「通航料支払いは法的グレーゾーン」
4/11本日:イスラマバードで米・イラン和平交渉開始。バンス副大統領らが交渉チーム

湾内にはまだ約2万人の船員が取り残されてる。
⑤ じゃあ日本はどうすべき?
この危機から見える日本の課題をまとめると:

短期:備蓄放出の末端到達を早める物流体制の整備、地域偏在の解消
中期:中東以外(米国・カナダ・豪州・インドネシア等)からの調達先の多角化
長期:再エネ・原子力の比率拡大でそもそもの石油依存度を下げる

中国の余裕は「20年のリスク分散」の成果。日本も構造改革のきっかけにできるかが問われてる。
まとめ
📌 困ってる度ランキング要点

🔴 1位:東南アジア → 備蓄なし+肥料途絶で食料危機も
🔴 2位:日本 → 原油94%+ナフサ80%超が中東依存、在庫20日限界
🔴 3位:インド → 護衛艦で自力通航確保、ただし備蓄10日
🟡 4位:韓国 ⬆ → 石化フォースマジュール+26隻足止め
🟡 5位:湾岸産油国 ⬇ → カタールLNG全停止+製油所被攻撃
🟢 6位:欧州 → LNG不足で今冬がヤマ場
🟢 7位:米国 → 自給力あるが政治問題化
🟢 8位:中国 → 20年の戦略的備えが奏功

原油備蓄の「日数」だけじゃなく、ナフサ・LNG・肥料まで含めた「資源の総合依存度」で見ないとダメ。イスラマバード交渉は21時間で決裂。トランプはホルムズの海上封鎖開始を表明。停戦→再封鎖→交渉決裂→米軍封鎖と、事態は新たなフェーズに入った。
✎ 2026年4月13日更新
出典:IEA、経産省、日経、Bloomberg、ロイター、時事、NHK、Arab News、Global SCM
※ランキングは筆者による独自評価です。情勢は急速に変化しており記事は4月13日時点の情報です。