【2026-04-10 更新】ホルムズ危機で困っている国ランキング | eightthousandのブログ

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⚠ 2026年4月10日更新 ⚠
🚨 ホルムズ危機で困ってる国
原油+LNG+ナフサ+肥料…資源別ヤバい順TOP8
💡 結論から言うと…

2026年2月28日から続くホルムズ海峡の事実上の封鎖。世界の海上原油輸送の約20%が止まり、ブレント原油はピーク126ドル、ドバイ原油は史上最高値166ドルを記録した。

停戦合意→再封鎖→機雷地図公開→通航許可制度化。イランは海峡の「管理者」として既成事実を積み重ねてる。高市首相は5月に追加備蓄放出を表明したけど、長期化は必至。じゃあ実際、どの国が一番困ってるの?って話。答えは単純に「備蓄が少ない国」じゃない。中東依存度 × 備蓄の実効性 × 代替調達力 × 経済への波及度の4つを掛け合わせて見ないと、本当の「ヤバさ」は分からない。前回の記事で各国の備蓄量を比較したけど、今回はそのデータをもとに「実際にどれくらい困ってるか」をランキングにしたよ!
📖 もくじ
① 評価基準
② 困ってる度ランキング
③ 各国の深掘り
④ 注意点
⑤ 日本はどうすべき?
⑥ まとめ
ランキングの評価基準
今回のランキングは以下の4つの軸で総合評価してるよ。

★ 中東依存度:原油だけでなくLNG・ナフサ・肥料・LPGも含めた総合依存度
★ 実効備蓄力:原油備蓄に加え、ナフサ在庫(日本は約20日分)やLNG備蓄の可否
★ 代替調達力:自力通航能力、代替ルート、護衛体制の有無
★ サプライチェーン波及度:石油化学・製造業・食料・電力への複合ダメージ

※筆者が複数の公開データ・専門家分析を総合して独自に評価したランキングです。公的な格付けではありません。
🚨 ② 困ってる度ランキング TOP8
💥 1位:東南アジア諸国(ベトナム等)
備蓄10日以下 / 代替手段ほぼなし / 日韓に支援要請中
💥 2位:日本 ⬆
原油94%+ナフサ80%超が中東依存 / ナフサ在庫20日でGW限界 / 政府レベルの通航確保なし
🔥 3位:インド ⬇
備蓄10日だが護衛艦5隻で自力通航確保中 / イランから通航許可あり
⚠ 4位:韓国 ⬆
26隻足止め / LG化学等がナフサ不足でフォースマジュール / 石油製品輸出制限
⚠ 5位:湾岸産油国 ⬇(サウジ・UAE・カタール)
カタールLNG全出荷停止 / IRGC機雷で迂回も封鎖 / 世銀「打撃深刻」
▲ 6位:欧州(独・仏・伊・英)
カタールLNG停止で今冬の暖房リスク / 90日備蓄はあるが長期化に弱い
▲ 7位:アメリカ
国内生産力あり / ただしSPR充填率58%で政治問題化
■ 8位:中国
推定13億bbl備蓄 / ロシア・パイプライン / EV普及で構造的にヘッジ済み
各国の「困ってる」を深掘り!
💥 1位:東南アジア諸国
東大の鈴木一人教授が「備蓄が乏しい東南アジアは特に危険」と警告してる通り、ベトナム、フィリピン、タイなどは備蓄日数が日本よりはるかに短い。ベトナムは日本と韓国に原油確保の支援を求めてきてる状況。タイはイランと個別交渉してタンカーを通過させたけど、4月8日にはホルムズ航行中に攻撃された乗組員3人の死亡が確認された。UNCTADによると海上肥料貿易の1/3がホルムズ依存で、肥料不足→食料危機も現実味を帯びてる。
🔥 3位:インド ⬇
備蓄は10日分しかないけど、インドは護衛艦5隻以上を展開して自力通航を確保してる。イランからも「非西側・非交戦国」として通航許可済み。日量85万バレル以上の輸入を維持中。備蓄は薄いけど「自分で取りに行ける力」がある点で日本より上。ただし14億人の経済への原油高の打撃は深刻。
💥 2位:日本 ⬆
「254日分あるから大丈夫でしょ?」と思いがちやけど、実態はもっと厳しい。

➤ 中東依存度92-94%は世界最高水準。ホルムズ封鎖の打撃をもろに受ける
➤ 実効備蓄は130-140日分、FT基準では95日分という見方も
➤ 45日分・8000万バレルの過去最大放出を実施中だけど末端到達は4月中旬以降
➤ LNG備蓄が物理的に困難(-162度で管理が必要)で、電力不安も
➤ 4月1日にエネルギー補助金が終了し、電気・ガス代が直接家計に転嫁
➤ 2026年4月だけで約2,800品目の食品値上げ
➤ 商船三井LNG船が4/2に通過したが政府は「関与してない」と表明。国家レベルの通航確保ではない
➤ サウジ・ヤンブー港経由の代替ルートは機能中だが輸送量は限定的
最大の危機はナフサ。日本のナフサは実質80%超が中東依存で在庫は約20日分。GW頃が調達限界(東洋経済)。石化コンビナートは既に減産開始
➤ 韓国が石油製品の輸出制限を検討中→日本の灯油18%・ガソリン9%が韓国産で、二重のダメージ

三菱UFJ銀行の試算では、2026年度GDPは平時比▲0.1~0.2%、消費者物価は+0.2~0.4%以上押し上げ。さらにナフサなど石油化学原料の途絶で自動車・電機・化学・食品産業のサプライチェーンにも波及してる。
⚠ 4位:韓国 ⬆
原油備蓄200日分は厚いけど、問題はそこじゃない。韓国船26隻が足止め、170人が1か月以上孤立。日仏船が通過できたのに韓国は1隻も通れてない。さらにLG化学・ロッテケミカルがナフサ不足でフォースマジュール(不可抗力条項)を取引先に通知。石油化学産業が止まりかけてる。政府は石油製品の輸出制限も検討中で日本にも波及。4/6に紅海代替ルートを許可し軍が護衛中。
⚠ 5位:湾岸産油国 ⬇
カタールのLNG最大施設ラス・ラファンがフォースマジュールを宣言し全出荷停止。UAE・クウェートの製油所もイランの攻撃で損傷。パイプライン迂回の輸送力は通常の3割以下で、IRGCの機雷地図で南側迂回も封鎖。世銀は「湾岸諸国の打撃は深刻」と警告。
▲ 6位:欧州主要国
原油90日備蓄はあるがLNGが問題。カタールLNGがフォースマジュールで全停止+中国のスポット爆買いでLNG価格74%急騰。今年の冬のガス在庫が積めなければ暖房危機に直結する。NATOがホルムズ任務を検討中(独紙報道)。
▲ 7位:アメリカ
世界最大の産油国なので直接的な供給不安は小さいけど、原油価格高騰で国内ガソリン価格が上がり、トランプ政権にとっては政治的ダメージ。SPR充填率58%での大量放出は、共和党内からも批判の的。「燃料は自力で確保しろ」と他国に言いつつ、自分も楽じゃないという皮肉な状況。
■ 8位:中国
推定13億バレルの備蓄、ロシアからのパイプライン増量(日量120万→180万バレル)、ホルムズ海峡経由は全エネルギーの6.6%のみ、EV普及で石油需要減少中、イランから通航許可あり。世界最大の石油輸入国なのに、この危機で最もダメージが少ないという逆転現象。20年かけてリスク分散してきた戦略が花開いた格好。
⚠ ④ 注意すべきポイント
⚠ 封鎖が数年続く可能性
東大の鈴木教授は「イスラエルが攻撃をやめない限り封鎖は数年続く」と指摘。実際、停戦は48時間で破綻した。米法学者は「イランはホルムズ海峡を無期限に支配する能力を確立した可能性がある」と分析。軍事力だけでは解決できないという見方が強まってる。

⚠ 「通航料」という新リスク
イランは通航料を制度化し、さらにIRGCが機雷回避の代替航路マップを公開(ISNA報道)。つまりイランは海峡の「管理者」として振る舞い始めてる。ギリシャ首相は「通航料は航行の自由への危険な先例」と批判。国連安保理では露中が拒否権を行使し、国際的な解決の枠組みも機能してない。

🚨 【4/10最新】停戦崩壊→再封鎖→イランが海峡を「制度化」
4月7日の停戦合意はわずか48時間で事実上崩壊した。時系列で整理すると:

4/7:米・イラン2週間停戦合意→原油91ドル台に急落
4/8:イスラエルがレバノン猛攻撃(182人死亡)→イランが「停戦違反」としてタンカー通航を再停止
4/8:ホワイトハウスは「海峡は開いている」と主張するも、Bloomberg追跡データでは通過7隻のみ(すべてイラン関連船舶)
4/9:NHK分析で停戦後24時間の通過はわずか3隻と確認。株価も値下がり
4/9-10:IRGCが「機雷地図」を公開しホルムズ海峡南側の通航を禁止。イランは海峡支配の「制度化」を探り始めてる(Bloomberg)
4/10:高市首相が5月に石油備蓄を追加20日分放出する方針を表明、供給目詰まりの特定も指示
4/10:ネタニヤフ首相がレバノンとの直接交渉を指示→原油は反落

トランプはイランに通航料の徴収停止を要求してるが、イランとオマーンは通航許可証制度の試案を策定中。和平交渉は4月11日にイスラマバードで開始予定。
⑤ じゃあ日本はどうすべき?
この危機から見える日本の課題をまとめると:

短期:備蓄放出の末端到達を早める物流体制の整備、地域偏在の解消
中期:中東以外(米国・カナダ・豪州・インドネシア等)からの調達先の多角化
長期:再エネ・原子力の比率拡大でそもそもの石油依存度を下げる

中国がこの危機で比較的余裕なのは「20年かけてリスク分散してきたから」。日本も今回の教訓を、構造改革のきっかけにできるかどうかが問われてるね。
まとめ
📌 困ってる度ランキング要点

🔴 1位:東南アジア → 備蓄なし+肥料途絶で食料危機も
🔴 2位:日本 → 原油94%+ナフサ80%超が中東依存、在庫20日限界
🔴 3位:インド → 護衛艦で自力通航確保、ただし備蓄10日
🟡 4位:韓国 ⬆ → 石化フォースマジュール+26隻足止め
🟡 5位:湾岸産油国 ⬇ → カタールLNG全停止+製油所被攻撃
🟢 6位:欧州 → LNG不足で今冬がヤマ場
🟢 7位:米国 → 自給力あるが政治問題化
🟢 8位:中国 → 20年の戦略的備えが奏功

原油備蓄の「日数」だけ見てると本質を見誤る。ナフサ在庫20日・LNG備蓄困難・肥料途絶・ヘリウム不足まで含めた「資源の総合依存度」で見ないとダメ。情勢は日々変わるから、引き続きウォッチしていこう!
✎ 2026年4月10日更新
出典:IEA、経産省、日経、Bloomberg、ABC News、NBC、CNBC、NHK、Newsweek、Global SCM
※ランキングは筆者による独自評価です。情勢は急速に変化しており記事は4月10日時点の情報です。