スピリチャル・リーダーだけではなく、人類の究極のテーマであろう「愛」。

そして、人々が苦楽の人生を通して追い求めているものが「愛」なのです。

しかし、リーダーたちが(まこと)しやかに、不毛な迷路を彷徨う人々に「愛とは何か」を説き導いても、それは結果的には愛を装う空言にしかなっていないのが実情です。

今夜の時明先生の講話「愛するということ」は、愛は十二分に注がれ生まれた私たちが、今生でどのように「愛の舵取り」をしていったらよいか、その手段と針路を明らかに示し、方向性を心に刻んでくれた充実の90分となりました。

 

霊能者であり、サイキック整体師でもある先生。各地で霊的な基礎をお話しています。霊的な事柄を現代に反映させる見事な紐解きは今後のスピリチャル・リーダーをして若者たちを牽引していくことでしょう。

さて、本日のテーマ「愛するということ」。掻い摘んでお話してみます。

 

「愛」は宇宙から絶え間なく注がれるエネルギーであり、人の内から絶えずあふれ出るエネルギーです。愛はエネルギー。「愛する」とは行動。その行動を繰り返すことに意味があります。繰り返すことで「愛する事」の技術が上がります。「愛する」というのはまぎれもない技術です。技術は上手い下手が必ずありますが、繰り返すことで技術は向上します。

今人類に必要なことは、「愛するという技術を向上させていくこと」。

 

では、愛する行動とはどのような事でしょう。

人生で出会える人は地球上の人数の極々僅かです。何のためにその僅かな人たちと出会うのか…と考えると、出来れば愛のある行動でその人たちと接したいですね。

先生は問いかけます。

「あなたの姿勢、態度、捉え方、発言、行動、決意、決断そして自問自答は愛がベースですか?」。博愛精神ではなく、誰でもということではなく、せっかく出会った人たちだから、その人たちの存在を意識し、観察し、話を聞くことが大切。愛することとは、それが第一歩の行動。とても大切な第一歩だと説かれました。

次のステップ。相手が愛されたと感じると、今度は人を愛そうとします。このような愛の循環が次々と起こると、世の中は幸福になるのかもしれません。

「人類は一斉に生きていることを忘れないで欲しい。あなたは日替わりで色々な方と接しているので、目の前に接する人に愛するという行為をしてください。これが霊的に愛するということ。波長、波動を高めていく実践になります」と締めくくられました。

 

最後に新月をイメージして『新月セラピーはじまりのワーク』という瞑想を実践。「目の前の人を大切に愛したら世界は必ず変わる」という理念に沿った瞑想が、多くの人々の中で広がることを願います」と閉会いたしました。

時明先生、お客様、有難うございました。

 

次週9日は大德寺 昭輝先生をお迎えして新作CDの曲からミニコンサートを行います。