今週の講師は宿曜占星術師の竹本光晴先生でした。
宿曜占星術は、生年月日から12の星座に分類して占う12星座占いに比べ、より細かく分類した27の“宿（しゅく）”で占います。宿とは星のことです。
宿曜占星術の発祥は紀元前のインド、約3000年ほど前に、知恵の菩薩として知られる文殊菩薩が28宿を基に暦を作り「宿曜経」に表したもの。正確には「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」（もんじゅしりぼさつしょせんしょせつきっきょうじじつぜんあくしゅくようきょう）という。後にインド密教占星術に取り込まれ、インドに渡った不空三蔵僧が中国に持ち帰り、中国宿曜道として発展。宿曜占星術を日本に伝え広めたのは、弘法大師「空海」。空海は日常の生活・行動に積極的に宿曜占星術を取り入れ弟子達に教え広めました。
今回より4回のシリーズで月の運行と太陰太陽暦（旧暦）を元に未来を予知する宿曜占星術を分かり易く伝授していただきます。
第一回目は『27宿を基に』についてお話くださいました。（先生は27宿に分けて占います）
いつ、だれと、なにをすれば良いのかを宿曜占星術で運勢を解いていくというお話。生年月日だけで性格、相性、運勢が驚くほどに当たるそうです。有名な企業家などもビジネスに活用しているとのこと。また宿曜占星術で相性や運勢を占う際、必要不可欠なものが占星盤。占星盤を用いて宿同士の関係を明らかにしたり、日々の吉凶を占います。
宿曜27宿とは「昴宿、畢宿、觜宿、参宿、井宿、鬼宿、柳宿、星宿、張宿、翼宿、軫宿、角宿、亢宿、底宿、房宿、心宿、尾宿、箕宿、斗宿、女宿、虚宿、危宿、室宿、壁宿、奎宿、婁宿、胃宿」。
自分がどの宿に属しているかは「光晴堂」のホームページの中にある基本占いに生年月日を入力し、「占う」ボタンを押してください。そして「結果を見る」ボタンを押すと、宿の概要や基本的性格が書かれています。また相性や運勢、仕事や健康などについても調べることが出来ます。ホームページでは占星盤を使用して導いた結果がすでに書かれています。その他数々の項目があり、それぞれ詳細に書かれていますので是非参考になさってください。
それぞれの宿のページの占星盤の下に概要など8項目が出ています。その中にある「運勢」を押してください。今日の運勢の上に「運勢カレンダー」という所があります。そこを押すと毎日の個人個人のバイオリズムが書かれたカレンダーが出てきます。カレンダーは活動期（物事を進めるのに良い期間。9日間の活動期の日で、一番運気が跳ね上がる時）、魔のウィーク（物事が滞る期間。因果応報が生じる時。前世の宿題が現れる7日間）、転換期（物事の準備をするのに良い期間、11日間）凌犯期間（吉凶が逆転する期間）に分かれています。
年運・月運・日運などの「運勢」を表す場合、相性占いと同様に「命・業・胎」、「栄・衰・安・危・成・壊・友・親」の１１分類で表します。
運勢カレンダーを上手く活用し、自分の運気だけではなく、相手の運気など見て行動することにより、恋愛やビジネスなど成功に導くことが出来ます。
それぞれの特徴など詳細をお知りになりたいかたは、ホームページ、または先生の本をお買い求めください。宿曜の運勢カレンダーを活用すれば明るい未来が開けるかもしれません。
シリーズ第2回目は6月24日の木曜会です。
竹本先生、お客様、ありがとうございました。
2021年から2029年の宿曜27宿の運気をまとめた本が出版されています。
『シャングリラ占星術 あなたを守護する27の聖獣占い』あさ出版 1,650円
次週4月29日の木曜会は祝日のため開始は13時30分です。
さとううさぶろう先生をお迎えいたします。
⇒午前11時より会場にて数点の作品ですが「うさとの服展示会」を開催します。