さとううさぶろう先生は2年7ヶ月振りのご出演。タイ在住の先生ですが、運悪く、コロナの影響でタイに戻ることが出来ず、この一年は京都暮らしです。

 

ファッションデザイナーとして活躍していた先生。その最中、「このままでは地球はもたないぞ。救うためにはお前は何をする?」という啓示を突然に受けます。1991年、人生が大きくシフトされる瞬間でした。様々に模索し、辿り着いたのが「いのちの服」。全ては大自然に生かされているというコンセプトで、人が命ある服を纏うという原点に人生の舵取りを定めました。綿、麻、絹は人を生かす素材を求めて、タイのチェンマイで素材を育て、糸を紡ぎ、布を織り、自然の中で育まれた植物たちが愛を込めて一点物の服を紡いでいきます。自然のエネルギーに満ち溢れた物作りは、1996年に本格的にスタートしました。

 

特別ゲストとして二人のミュージシャンが同行。オーストラリア先住民アボリジニの太古からの楽器ディジュリドゥを演奏するKNOBさん、ネイティブインディアン ラコタ族の伝統儀式を継承されているHIROさん。会はお二人の演奏でスタート。日常には無い時空が広がりました。

先生のお話はコロナ禍での瞑想中に体験したという不可思議なもの。またまた啓示、メッセージが違った形で届けられたのかもしれません。それは直には理解し難い内容ですが、先生は魂のままに受け取られ、真摯に向かい合っておられるご様子。「祈り」がキーワードとなり、地球上の、宇宙の平和へと人々の意識を高めようという「思い」のようです。

人類の歴史は形こそ違えど、時代ごとに「祈り」は人の意識の内にありました。時代が移り変わろうと、科学が進化しようと、祈りは変わらずに人の内に存在する崇高な思いの「姿」なのです。しかし、人類を取り巻く環境が進歩することに反比例して、大自然の営みは知識や物質に追いやられて、「祈り」の存在も薄らいでいっているように思えます。

人の思いで紡がれている「祈り」。しかし、科学の進歩により利権や意識の戦いもまた永遠に紡がれているような気がします。

うさぶろう先生、お客様、ありがとうございました。

 

❋次回さとううさぶろう先生の木曜会は429日(祝日)1時半~3時頃まで

❋天夢にて11時より午後4時半まで、通販で取り扱う「うさとの服」新作を展示いたします。是非お集まりください。

 

来週は関野あやこ先生をお迎えいたします。