今週は、毎月一回ご出演の中森じゅあん先生でした。日常の中で起こる問題をどう向き合う、心の世界での捉え方を分かりやすく説明して下さるので、毎回勉強になります。

質疑応答で出る質問は、その日の参加者の多くが共通して抱えてる‘問題’のようです。意図せず、‘その回答を聴きたくて’に大半の方が参加した、という印象です。

 

 

現在世界中で猛威を振るっているコロナウイルスの状況下で、自分自身がするべきことについてのお話の中から大切なメッセージを抜粋してご紹介します。

 

・今はコロナの感染で地球レベルの危機状態です。危機状態は内面を揺るがすものです。またコロナだけではない危機状態もあります。大きな危機もあれば、外側ではそれほどのものではないけど、私にとっては物凄くそれが辛いとか、怖いとか…。このような危機状態を迎えるのは、はっきり言えば心の成長のためです。霊的な成長のために必ず起こるべき自然現象みたいなものなんです。いまは宇宙の法則として変化をするため、バランスをとるために起っていることなのです。

 

・いま起こっている事に対して自分自身が内側でどういう考えを持ち、どういう行動をとるか?それはコロナのこの状況を通して滞っていた私達のネガティブなものが浮上するということです。コロナのニュースや情報を観たり、聞いたりした時に、ご自分の中でどういう感情が起こるのか?心配が起こるのか?考えが浮かぶのか?をしっかり誠実に見て行くことが、危機状態が持つ意味を成長に繋げていく…。真実を見るチャンスなのです。真実はその状況を見た自分の心の中の浄化です。

 

「ありいの法則」

「あ」 あるがまま

「り」 リラックス

「い」 いまこの瞬間、ここにいる

現実世界は学びのためにあります。ガッカリしたり、ネガティブになったり、落ち込んだりと深いレベルで感じていると、そういうことが増えていき、現実に起こっていきます。どうしてだろうと深く掘り下げていったら、実は自分がそう思っていたからだと気づくことになります。

 

 

・これはお釈迦様がいる時代から言われてきていること。

身体は現在にいます。でも命や魂など全部含めたトータルな存在としては、私達は現在に生きてはいません。定義、観念、概念などは過去の物です。ですから常に思考判断をする時には、過去の体験とか記憶とかが、頭に浮かんでくるのです。あるがままの真実が見れないで、誤解をしてしまう。過去の体験を見つめてみる。今考えたこと、感じたことを「本当にそうなの?」と自分に問いかけて内側を見る。

 

・「ありいの法則」に従い、いまを生きることが大事です。

あるがままを受け入れる。いまどうなのかを受け入れないと、過去に生きたり、幻想に生きたりします。変えられるのは、いましかありません。

例えば仕事の成績が良いのに降格させられたと自分は被害者だと外側だけの理由にしていないで、成長のために起っていることなので、この体験を自分の気づきに持っていくのです。

 

自然災害も地球が生き延びるために浄化をする、人間が地球に対してしていることに気づくためにしています。この時期だからこそ、自分自身と向き合っていく。いまは真実を見る良い機会ではないでしょうか?

 

中森先生、お客様、有難うございました。

                         (令和2年7月18日 古谷 記)