本日の木曜会は7月4日田村の会にゲストとしてお迎えしたHIROKAさんでした。

「自分の全てを表現できる、ベストスピーカーです。こんな才能をもった女性はなかなかいません」と田村も絶賛した女性でした。

 

HIROKAさんは北海道生まれ。10歳の時やさしかった母親が亡くなり、とてもショックを受けます。学校の教師で厳しい父親と生後二か月の幼い妹の間で自分自身を見失っていた時に、TVの歌番組で活躍する歌手を見てエンターテイナーになろうと決心します。現実逃避でした。その後渡米、全米の有名なTV番組で八週連続勝ち抜き、チャンピオンになります。ところが、全米ナンバーワンのトップダンサーの座や名声を手に入れても、欲していた内面が光輝く世界は得られず、心の奥では葛藤する真二つの自分がいました。

 

本当は、自分は有名になりたい訳ではなく、母の死、友人達の死、家族との断絶という体験を経て、受け入れてくれる家族が欲しかったんだ、と気づき始めます。そして、もっと生きていたいと願った人がいたのに、「私は命を無駄にしている」という思いが溢れて来ます。

『自分の居場所は自分の体内にしかない』という気づきがきっかけで、真に学び始めます。悩み続けてやっとたどり着いた日本的インナーガイダンスの目覚め。それを伝えるために、栄光の道を捨て日本に帰国します。

「令和になり、日本でオリンピックも開催され、帰国には‘何かを伝えるべきことがあるんだろうな’と漠然と感じている中、同じ様な意志や魂を持った方が集まる木曜会にのぞんだのでは…」とHIROKAさん。

 

本日のテーマはインナーガイダンスについて。

自分を育て直すために、「自分たちの内側にあったガイダンスにもう一度繋がるには、私たちが社会に出る前にすでに洗脳されたものを抜き取ること」ということを目指したヒーリングをしているそうです。

 

赤ちゃんが倒れて、『痛い』と泣いている感情がインナーガイダンス。抱き上げて‘痛くないよ’とあやしていると、赤ちゃんが元々持っているインナーガイダンスを壊すことになる。‘私は痛いのに痛くないと言われるから痛くないんだ’と赤ちゃんが思う。学校の教育や親の養育など外側の世界と繋がる時にフィルターがないと、自分と繋がることが出来なくなるのです。

「インナーガイダンスとは命の光。過去の癖とかパターンを外側の世界と境界線を一度作ることで、本来の自分に戻してあげる。命の光が戻って来ます。例えば、食事に行こうと誘われた時に、何処かでちょっと違うなとかモヤッとしたら、その小さなささやきを聞くことが大切。その声を聞かずにいると、光が何処かへ行ってしまう。自分のインナーガイダンスに沿って行動していくと、魂で繋がっている人以外の人間関係は破たんしていく」そうです。

 

「ご夫婦でも一緒になった時の周波数は同じでも、人間には命のバイオリズムがあるので、バイオリズムがズレていくと、もしご主人が最初に覚醒した場合、周波数が上昇するので、その時は奥様とのバランスが崩れる。そこでご主人に新たな女性が出て来ます。でも宇宙は調和なので、命の中ではご主人も奥様も新たな女性も皆受け入れています。命は行くべき場所に行くのです。気が合うかどうかではなく、命のバイオリズムが一緒かどうか、そして最後の出口を一緒に話し合うかどうかで、宇宙的にも地球的にも調和された関係が続いて行きます。宇宙では善悪はない。私たちが勝手にジャッジしているだけ」というお話には思わずうなずいてしまいます。

 

インナーガイダンスのヒーリング方法は朝晩の瞑想。善悪をつけないこと。テレビなどのニュースはインナーガイダンスの邪魔をするそうです。

 

私たちは皆受け取るアンテナを持っています。身体の中にある容器を整えることで、一番高いハイヤーセルフのインナーガイダンスと受信可能となります。そのためには自分と他人に境界線を作り、(個の状態になる)受けたインスピレーションやアイディアを行動してみて、現実で何が起こっていくかを判断することにより、インナーガイダンスの受信の周波数が高まるそうです。

ハイヤーセルフという高次元の存在と繋がると、自身が歩む道を向こうが示してくれます。

 

自分の心の羅針盤を見つけたHIROKAさん。人と口だけの付き合いはしなくなったそうです。心の中の光を感じ出合った人は、物や金銭的なものとは比べ物にならない位、自分だけが持っている絶対的幸福感に繋がっていくそうです。

 

「僕らが経験出来ないことをしゃべっていただける方です。素晴らしい経験をしてますよ。また来てください」と田村が締め、木曜会は閉会いたしました。

HIROKA先生、お客様、有難うございました。

                                (令和元年10月31日 古谷 記)