今週の木曜会は山川亜希子先生でした。

満員のお客様の中、亜希子先生を田村がエスコートして登場。

「今日は何でこんなに一杯なの? 一台のバス借り切って来たって本当の話?沢山のお客様で感動しています」

貸切バスで約40名のお客様が静岡からご参加下さいました。

 

本日のお話は帰国したばかりのインドの旅について。

インド滞在は10日間位。幾度もインドを訪ねていますが、今までにはない体感をされ、大きな変化があったようです。

『アウト・オン・ア・リム』を翻訳してから33年経っていますが、当初はインドとは全く縁がなかったそうです。お話をそのままにご紹介します。

 

精神世界を探求する人達にとって、インド哲学やヒンドゥー教やヨガなど、インドの学問や知識が大きな役割を果たしています。インド思想を学び、それを基礎にしてアメリカでスピリチュアリティが発達しました。インドでは悟りを開くまでグルと一緒になって学んだり、ヨガなど修行に明け暮れ、とても時間を費やすそうですが、アメリカでは早く悟りを得られるようにと、様々な方法を生み出してきたそうです。その最初のステップとして仏教やヒンドゥー教やヨガなどが大きな役割を果たしています。そういう意味で、インドはスピリチュアリティの故郷の一つです。

 

オショウ(Osho)という人がいて、‘人間とは何なのか?’‘人間にとって何が一番大事か?’そしてその答えである‘自分自身を知ること、自分が魂の存在であること、今までの既成概念をぶっ壊して、新しい概念に生きることが物凄く大事’ということを教えて下さいました。(これがインドと深く関わっていく最初の縁。)

 

当時、インドは自分で行くものではなく、呼ばれる所という感覚が大きかったそうです。20世紀の間はいつまで経っても呼ばれないと思っていました。

2003年ピースボートに乗り三カ月かけて世界一周の船旅を体験。船内でインド人講師が無料で開いていた呼吸法の講習会があり、毎朝参加していたそうです。船が寄港し二日間だけ滞在したインドが初めてでしたが、呼吸法の体験の方がインド滞在より印象が大きかったそうです。一年後、

「アートオブリビングに行かない?」と誘われて行ったのが本格的なインド体験。その後も次々とインドに誘われ訪れることになります。

 

インドはとても怖い所と聞いていたので、オショウの所へ行く時もビクビクしている自分が分かる程。案の定、空港で出合ったインド人に、予約してあるホテルはキャンセルされていると騙されて、他のホテルに連れて行かれることになるのですが、その騙され効果により、その後はインドが怖くなくなり、不思議なことに騙されることもなくなったとか。

「安全だと思っていると何も起こらない。騙された後はインドに行っても良い人としか会ったことがない」と先生。

オショウのいるセンターでの瞑想も凄く良かったのですが、ホテルや町の汚さも、出会ったインド人の面白さも含め、インドのハチャメチャさが気に入ったそうです。

 

今回の旅の目的地はインドと中国の国境にあるバドリナート。小さな町ですがインド屈指の聖地。インターネットの接続が出来ず、6日間は文明から無縁の生活を強いられます。それはそれでゆっくりと過ごせて、自分の変化を感じられたそうです。バドリナート滞在中に不思議な出来事がありました。

バーラサイババ(1960年生まれ:ヒンドゥー教の三大神‘ブラフマー神、ヴィシュヌ神、シヴァ神’を創った最古の女神バーラ・トリプラスンダリの生まれ変わりといわれている)が空中から出して下さった指輪を大切に左手の薬指にはめていたそうですが、朝起きるとなくなっていました。聖地のエネルギーによって、非物質化してしまったのでしょうか。一つの束縛が取れたのかもしれません。またバジジ(ヒマラヤで隠棲(いんせい)している不老不死の聖者)からの強いメッセージが何回もやってきて、素晴らしい体験だったそうです。

 

亜希子先生が遠く旅から帰国された後にご出演いただく木曜会は通常よりも参加者数が増えます。この現象の最初は、旅で訪れた場のエネルギーが亜希子先生により届けられ、人々を呼ぶのかしら…とお話されていましたが、今ではこの現象は慣例となりました! 

 

「このご夫婦はスピリチュアルのリーダー的な方で、日本のスピリチュアルの夜明けを作った方です。今日は有難うございました」と田村の挨拶で締めて、木曜会は閉会いたしました。

 

次回のご出演は10月10日池末みゆき先生と亜希子先生のジョイントの会です。ライヤー&岩笛の音色をお楽しみになさって下さい。

 

山川亜希子先生、お客様、有難うございました。

                             (令和元年9月7日 古谷 記)