今週の木曜会は二か月振りの田村の会。ゲストにマンガヤ高倉さん、丸木弥夏さんのお二人をお迎えいたしました。
「今日はこの三カ月の間に、僕が出来ないことを目の前でやってくれ、私をビックリさせたお二人の方をゲストにお呼びしています」と田村の司会で木曜会はスタートしました。
最初に登場したのはマンガヤ高倉さん。高倉先生はアニメプロダクションを設立。アニメ「ルパン三世」の元監督でもあり、アニメ業界でトップの稼ぎ頭として評判となり、五年間アニメを描きまくり納得の上筆を置いて、業界を去られたそうです。その後全国を流転中に三万人の似顔絵を描きプレゼントしたら大変喜ばれ、似顔絵と同じように「ベストフェイス」に変えることが出来たら、その人の人生を良い方向に向かわせられるのではないか？と感じて開発したのが人相を良くする「手のひら成形美顔術」です。現在は自分の両手で自分の顔をビューティアップ出来るセルフビューティ指導やプロとして活躍できるプロコースなど、指導育成にあたっていらっしゃいます。
当日はご来場のお客様三名に、弟子の方が「手のひら成形美顔術」を施術、また先生が「身体の元気な人は顔も元気」ということを紙芝居で分かり易く説明して下さいました。
顔と身体は相関関係にあり、顔が楽になると身体も楽になるそうです。例えばフラクタル（相似形）で、頭頂と首、マユと肩、目と心臓、瞼や鼻と腎臓、鼻下と小腸、頬と大腸、シミと肝臓、ホホ骨と肺などで、肩こりは眉をほぐすと改善されるし、顎が悪いと女性では生理不順になるそうです。
「顔つきが悪いと運も逃げてしまいます。顔は心の窓である。その為にはいつも笑顔でスマイル・フェイスを心掛ける。感情と臓器は繋がっています。感情の乱れが病気を引き起こします。そして特に大事なのは眉間です。霊的エネルギーが流入する場所で、眉間を開くと悩みが無くなります。優しい顔なら身体が緩むので、いつも笑顔でいると肩こりも減り長生きします。笑顔こそ世界最高の顔です」と先生はおっしゃいます。
「手のひら成形美顔術」の施術を行ったお客様からは、次のような感想を頂きました。
「とても気持ちよく、顔が開いた感じ。見える世界が変わった」
目の前が明るくなり、意識も変わっていったご様子でした。
今まで何回も死にかけたという先生。そこで思ったことは
「生きているだけで儲けもの。死にはぐった人は、息をしているだけでも幸せと感じます。生き方を楽にするのは能天気に生きること」ということでした。
次に田村が紹介したのは丸木弥夏先生です。先生は全米の有名なTV番組で八週連続勝ち抜き、チャンピオンになられた経歴の持ち主です。最初は当時の番組のダンスシーンをVTRで見せて下さいました。
切れの良い素晴らしいダンスですが、その裏で沢山の努力と苦悩があったそうです。しかし内面的精神的な空虚さに悩み、修業した末、命を尊重することに気づき、また日本的霊性に目覚めていったそうです。
先生が何故アメリカに渡ったかというと、10歳の時学校から帰ると、いつもやさしかった母親が亡くなっていたことが、とてもショックだったそうです。
学校の教師で厳しい父親と生後二か月の幼い妹の間で、自分自身を見失っていた時、TVの歌番組で活躍している歌手を見て、現実逃避からエンターテイナーになろうと決心します。
全米で有名になり、街を歩くと声を掛けられる程、世間でも羨ましがられる状態になったのですが、母親の他に十四人の友人、知人を亡くして思ったことは、
「今まで元気に笑っていたのに、急に次の日に死んでいる」お葬式が何度も続くことにより、心の奥では自分自身が真っ二つに裂けてしまい、ウツ病になり借金を重ねていく生活が続きました。そして三年間も身体が動かせなくなります。家族とも断絶、友人や恋人とも付き合わず、すべてダンスに捧げて来て有名になったのに、何故エンターテイナーの世界に戻りたくないのだろう？という思いから、一つひとつ心の中の棚おろしをしていきます。
「私は有名になりたい訳じゃなかった。本当はお父さんに公認されたかった。私を受けいれてくれる家族が欲しかったんだ。もっと生きていたい人がいたはずなのに、私は命を無駄にしている」という思いが溢れて来たのです。そして『自分の居場所は自分の体内しかない』と気づき、本を読み漁るうちに、命の大切さと日本の霊性に目覚めたそうです。
人間の身体の周りを覆うエネルギーと身体の正中線、そして頭上には源（ソース）があります。宇宙の愛と調和のハーモニーがDNAの中にあって、源（ソース）と肉体が繋がっています。時間の軸をずらして未来の自分と今の自分を繋げることが可能であり、源（ソース）の自分という存在を知り、良い物を引き寄せていく。現在は悲しいことも楽しいことも引き寄せ終わった過去のエネルギーで作られたものであり、今の問題を解決することは出来ません。未来はどうして行きたいかを今作っていかなければならない。日本人は昔から愛のエネルギーに繋がっています。日本人のDNAの中に、本来のご先祖様との繋がりがあることを認識することにより、今起こっている現実と境界線が出来ます。そこで初めて自分の力を取り戻すことが出来る。そして光の方向に導かれていく。
最後は先生が会場のお客様の内側のエネルギー整えていきます。身体の中心部分を木に例えて、地面から真っ直ぐ宇宙までお客様が光の柱をイメージし、先生は声を出しながら、会場内を回り源（ソース）と繋がるように調整していきました。源（ソース）と繋がると外側に振り回されずに、内側で生きていくことが出来ます。そうすると、エイジングもしないそうです。
「あなたは自分の全てを表現できる、ベストスピーカーだよね。こんな才能をもった女性に初めて会いました。今日はお二人とも大変魅力がありまして、今度はそれぞれ二時間スペシャルでお願いします。またいらっしゃって下さい」と田村が締め、木曜会は閉会いたしました。
閉会後、お客様先着20名に高倉先生が似顔絵をプレゼントして下さいました。
また10月31日に丸木先生の単独木曜会、10月前後に高倉先生の施術の会を企画中です。決定しだい、改めてお知らせいたします。
高倉先生、丸木先生、お客様、有難うございました。
（令和元年 7月6日 古谷 記）