今週の木曜会の講師は毎月1回ご出演下さっている中森じゅあん先生でした。

前もっての予告通り、今回は質疑応答の会となりました。

 

 「心の世界は形がないので、自由自在。今夜は積極的に手を上げて質問いただき、心の問題をスッキリ綺麗にして帰っていただきたい」と田村も司会で促

しました。

 

 何人かの方から質問がありましたが、その中からある方のご質問と、先生のご回答を掲載したいと思います。

 

 その方には2歳下の妹さんがいらっしゃるそうです。

その方は、昔から他の人に酷いことを言ってしまい、自己嫌悪に陥る事が多いのだとか。例えば、職場の新人にイラッとすることがあると態度や口に出てしまい後悔するそうです。過去の過ちから成長したいので、どうすればよいかとうご質問でした。

 

 先生の答えは、幼少期からの影響が関係している、でした。先生のお話を以下にまとめてみます。

 

 職場の新人に対して、「こういうのは駄目だ」と最初に思考が判断している。それは幼少の頃の出来事が原因。長女として生まれ可愛がられて育っていたあなたに、2歳下の妹が産まれ、両親が急に妹を可愛がり始めた。あなたは、ひがみ、悲しむ。妹が産まれたことで傷ついた感情、被害者意識が今でも残っているのです。「愛されなかった」「自分を認めてほしい」という思いが潜在意識の中に残り、その感情が仕事場の新人に向けられていくのです。

 

 イライラした気持ちになった時、そのイライラを自分のものとして認識することです。職場でのイライラを相手のせいにしないこと。未熟な新人に対してあなたが選択出来る方法は二通り。イライラするか、あるがままを受け入れるか。もし受け入れることが出来ないとしたら、自分を受け入れていないから。まずは自分が意地悪な人だと受け入れ、意地悪が悪いと決めつけない。イライラしたことや軽蔑した感情をただ認める。愛を持って、あるがままを受け入れること。幼少期のエゴが今もあるんだなと、受け入れること。良い悪いなどの判断や批判はする必要がないのです。そこに気づき、今それを変えていくようにすることです。

 

 私達が生まれて来たこと自体が奇跡。肉体が滅びた後、意識だけが残ります。愛を持ってあるがままを受け入れ、高い意識に持っていくことが大切。私達は魂のために人間として成長する必要があるのです。

 

 

 先生のお話された内容は田村も自身の体験を通しての気づきとして、よ~く話していることでした。

「今日は三つ児の魂の話がありました。私も1歳9か月の時に妹が産まれて、捨てられる感じになった訳ですね。気を引く為に困らせることをしていました。これが三つ児の魂の原点です。気が付けば、おふくろの気を引く為だったのね。これに気づいたのが4年前。学校の先生の長男だったから、悪いことが出来なくて、良い方で気を引く人間になりました。三つ児の魂は大事ですので是非自分の中で処理して行って下さい」と田村が最後に話して閉会

となりました。

 

中森先生、お客様、有難うございました。

               

                       (平成30年10月20日 古谷 記)