今週の木曜会は神(紙)彫刻士、中村耕二先生でした。

中村先生は木曜会初登場です。

 

「沢山前世の事を言う人はいますけど、代表的な前世を絵に描いてくれる、

しかも添え書きをしてくれる人は初めてだったんですよ。

結構興奮しました、僕は。もともとはこういう事をする人だったんですよ」と田村が場内に展示された、神(紙)彫刻作品を紹介。

そこには立体的に作られた神々しい作品が。

「神(紙)彫刻って知ってました?大作だと制作に3~4ヵ月かかるそうです」

また先ほど書いて頂いたお客様の前世画を紹介。

「僕は絵も描けないから絶対に出来ない役目。30分かけて書いてくれるの。

どうでもいいよ、前世は。現在が一番。この瞬間が一番大事なの。

でもあなたの前世、こんなのがありましたよ、と言われると、夢があるじゃない?」と田村が中村先生をご紹介。

「今日は本人のたっての願いで、僕は横に付き添いをします」と田村。

久しぶりにゲストと二人会となりました。

 

中村先生は広告代理店でデザイナーとして勤務していたそうです。

その頃、30数年前に紙彫刻と出合ったそうです。

初めの頃は本を見ながら、見よう見真似で作っていたそうです。

「紙彫刻という文化は随分前からあったんですか?」との田村の質問に中村先生は「100年程前にアメリカから輸入された技法みたいですね」

田村が「もう一つ質問。紙彫刻にGOD(神)使ったのはシャレ?」

「それは2~3年前から・・・シャレもあってですね」と先生。

現在は神(紙)彫刻士と名乗っているそうです。

 

その後、先生が以前にローカル番組に出演した際のVTR映像を紹介。

そこには紙に魅せられ、全身全霊をかけて、一枚の紙に向かっている先生の姿が映されていました。

紙彫刻もアートになるんだという事をもっと知ってもらいたい。

紙が持つ無限の可能性を追究し、光と影のアートを生み出していく。

先生は紙彫刻で、3Dイラストアワードで金賞を受賞されたそうです。

 

先生の紙彫刻の制作過程は、最初に材料の紙の上にコピー用紙、さらにその上に最初に作った型紙を重ねる。

次に浮き出したラインに沿ってカッターで切りだして行く。

その後切り出した紙をすりこぎ棒などで丸めたりして、各パーツを組み合わせて行きます。

ライティングの光と陰で、より立体的に見えてきます。

広告代理店時代、マーメイド紙に出合い、紙彫刻を始める。

マーメイド紙はコシがあるのでパーツを作りやすい。また劣化しにくい。

当初は色の付いた紙の作品が多かったそうで、作品の評価はオリジナリティがないと言われ、オリジナリティという大きな壁の前で試行錯誤を繰り返したそうです。

務めていた広告代理店を辞め、27歳で紙彫刻士となった中村先生。

大きな壁を乗り越えるきっかけになったのは、ジャズのチャーリー・パーカーのCDだったそうです。ジャズに魅せられ、黒人を白い紙で表現したいと思い、

色つきの紙から白い紙に移行していったそうです。

チャーリー・パーカーとの出会いが、一筋の光明となったのですね。

「継続は力なり」と中村先生はおっしゃいます。

 

ジョージ・ルーカスの大ファンでもある中村先生は、目をキラキラさせて、「スター・ウォーズ」の公式アーティストになりたいとの夢を、VTRで語っていました。

 

田村が「神(紙)彫刻を35~6年やってから、つい一年前から前世の事わかったんですか?」と質問した所、「ある時おばあちゃんが7~8人来て、前に座ったら、あれ?なんか違うなと急に分かるようになった。それが去年の10月9日です。

どうせ前世画を描くなら1000人はしたいなと思っていたんですが、今年の8月24日で1000人越えまして、現在が1230人になりました」と先生。

 

先生は数々の危険回避をなされたそうです。

阪神大震災、サリン事件など、偶然に巻き込まれないで済んだそうです。

見えない世界はなんとなくわかっていたけれど、好きだけど怖いと思っていた。

ところが、現実に見えるようになったそうです。

 

数々の前世画を見せて頂き、また質疑応答にも答えて頂きました。

質問者の中には、毎日平凡な生活。仕事と自宅の往復だけで結婚もすでに諦めているとの質問もありました。

先生は「人にはそれぞれお役目がある。突然結婚する事になるかもしれない。人生突然に、何があるかわからない。常に感謝する事。『ありがとう』を忘れずに」

田村は「この瞬間から全部受け入れて下さい」とアドバイス。

二人の楽しいトークの数々に会場は大いに盛り上がりました。

 

最後に田村が「今日も楽しい会でしたけれども、僕もここまで付き合った人は最近では初めてだったんですよ。今回の前世画とセッションの会はいっぱいになりましたが、今度また来て頂きたい。希望者いっぱいいると思うので、ショー・ルームに予約を入れておいてください。日時が決まりましたら、連絡します……。」

「僕も、ひとりでも多くの人とお会いしたい」と次回来場のお約束をして下さった先生。

沢山の拍手に包まれて木曜会は閉会いたしました。

中村先生、お客様、ありがとうございました。

また、今回前世画とセッションの会を希望されて参加出来なかったお客様、

本当に申し訳ございませんでした。