輝きには 3種類 あります
ダイヤモンドの輝き(ブリリアンス)とは教科書的に言うと、次のようになります。
ブリリアンシー ・・・ 光輝
ダイヤモンドの表面と内部で白く光ります。
表面のものはピカッと光り、内部での光はパビリオンの内側に反射したものなので、ダイヤモンドの中に白い部分となって見えます。
ブリリアンシーだけでは特別綺麗な輝きだとか、美しいとまでは思えない、ただの光。
シンチレーション ・・・ キラキラとしたきらめき
ダイヤモンドそのものか、光源か、見る人の目かのいずれかを動かしたときに、パビリオンの内側に反射した光がキラキラした星のごとくにきらめく輝きです。
ファイヤー ・・・ 分散光
光がパビリオンで反射・屈折して、クラウン側に戻り、ダイヤモンドの表面から飛び出るとき、プリズム効果によって七色に分散する輝き。
虹色に輝く、ダイヤモンドの美しさの象徴です。
ダイヤモンドの美しいプロポーションと輝きの基本を解説したが、これら三つの光と輝きが渾然一体となって人の目に映るとき、ダイヤモンドは人の心をも惑わす魅力あるものになるといいます。
その中でも輝きの最大の鍵は、ファイヤー。
ダイヤモンドの美しい輝きは、このような説明ではとうてい言い表せない美しさを持っています。
特にこのファイヤーの構造を理解しない限り、ダイヤモンドの本当の美しさを語ったことにならないくらい素晴らしい秘密が隠されていた。
ファイヤーこそダイヤモンドの本質の輝き。
しかもそれは大変深い意味をも持っていたのです。
それでは、ファイヤーは、ダイヤモンドのどこの部分から出るのでしょうか?
であるならどういう形に磨かれたダイヤモンドが最も相応しいのでしょうか?
なぜ、それがいいものだと言えるのでしょうか?
その輝きはどういう美しさを表すのでしょうか?
そしてその深い意味とはいったい何なのでしょうか?
ダイヤモンドの生命は、希少性と永遠の輝きとよく言われます。
希少性は購買動機のひとつにもなっているのだが、昔と違って次から次へと市場にダイヤモンドがあふれ、スーパー・マーケットでも売られるようになると、希少性というありがたみは薄れざるをえません。
確かに無色透明の品質の良いダイヤモンドは希少性はあります。
確かに大きいものにも希少性はあります。
しかし一般レベルのダイヤモンドはそのほとんどが利益追求を目的として無数に生み出された、大量品の中の希少性のように思えるのです。
それでは輝きについてはどうかというと、教科書的には説明されているのですが、それは実際に磨かれたダイヤモンドの上には確立されていないように思えます。
特に現在の業界の一般的な鑑定基準に基づいたグレード差など、輝きにはまったく関係がないとさえ断言できます。
4C以外の何かがダイヤモンドの評価には絶対に必要なのですが、そのヒントを与えてくれたのが、のファイヤー・スコープです。
この器具によってダイヤモンドの輝きのグレードがはっきりしてくるのですが、それとともに輝きの深い意味が明らかになっていきます・・・・・・。
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エイトスターダイヤモンドをファイヤー・スコープで覗き込むと、それはそれは美しい端正な八本矢印がご覧になれます。
ぜひ一度、本物のエイトスターをショールームでご覧ください。
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ファイヤー・スコープについては、ホームページでもご紹介しています。
(坂田・記)