私はいまやラスベガス以外行きたいところはないのだが、相方が足の遅い私でも十分参加できるパックツアー北欧旅行を探してくれた。旅行説明会、プロモーション動画を観て、良さそうなので参加してみることにした。

 

第1日 ヘルシンキ経由でコペンハーゲンへ

 

 

 集合時間より2時間も羽田に早く到着(フライト4h前)。エコノミーのC/Iはフライト3時間前にFIN AIRが受付開始、AIが決めた席が不満だったので2万円出して相方の席だけ(私はアイル席)一  番前の足の伸ばせる席を買う(これはある意味想定内の行動:プレミアムエコノミーの1/10の値段なので買い得だ)。

 

 それから免税店に行き、大体の値段を確認してしばしフライト待ち休憩。

 

 機内は広く私もアイル席で隣が空いている   相方が移動したおかげのようだ。映画は「オッペンハイマー」と「怪物」あり

(結局それ以上に「ジャックウィック」のアクションが凄くて堪能できた)本当に幸先良し。

 

 

 パックツアーは元気な添乗員と10人で、オプションツアーも5人、7人で少なくて良かった。

機内食はチキンカツでかなり美味しかった。副食が蕎麦だったので、私はここはアレルギーの心配あるので控えた。初日だし、ビールもあってFIN AIRの機内食はルフトハンザより格段に美味い。北欧料理が楽しみになった。

 添乗員さんによると北欧はトイレはトイレットペーパーがない事もあるとの事、慌てて飛行機のトイレでティッシュ紙を確保した。移動時間は13時間半(今はウクライナ戦争でロシア上空を飛べないので3時間余計にかかる)。そのかわり北極周りなので「北極点通過証明」をくれた。

 

第2日 コペンハーゲン観光  

 

 朝4時にヘルシンキ着、7:25コペンハーゲン便までスマホ充電して、帰りにはこの空港に戻るのでムーミンショップを見たりする。定刻通り8時にコペンハーゲンに到着。荷物PIKしてバスで移動して人魚姫を観る。良くも悪くも期待通り。

 そしてデンマーク王宮の衛兵💂を見学してニューハウンで運河(素晴らしい景   色)を見て、ストロイエのショップを見学。ロイヤルコペンハーゲン、ジョージジェンセン、レゴの本店を観る。昼食は「オープンサンド」だったがサンドイッチの具たくさんという感じでいまひとつ。

 アンデルセン像を見て、ホテルに行 くと部屋に誰かがいて、部屋を変えて もらうと、今度はタオルが1人分しかなかったりで、流石に疲労困憊。気を取り直して夕食だ。期待の夕食はハズレ。カリフラワーのスープは塩辛くて1/3しか食べれない。メインはニシン茹でとパスタで全く口に合わない。チョコムースも固くて今ひとつ。現地ウエイターのおすすめビールも普通でグルメは失敗。

 

第3日 運河クルーズとオスロへのクルーズ船

 

  朝早起きして朝食食べて(バイキングでまずまず)荷作りして運河クルーズへ向かう。列車とバスを乗り継ぎ、運河クルーズ10:45に乗る。またもや好天で最高の運河クルーズだった(最後尾で人魚姫の後ろ姿を見る事ができた。)。終わってホテルに戻りバス移動して、DFDSクルーズ船に乗船。まあ昔ながらのクルーズ船である。(ただし免税店は  充実!)。レストランビュッフェはやや固くて食べにくい。楽しく歓談しながら食べるがザリガニはさすがに苦戦した。

 

 ただデッキからの景色は、風車群と、ハムレット「生きるべきか死ぬべきか」のクロ  ンボー城が見えて眺めは良かった。 

 日の入りが21時前と聞いてナイトクラブCOLUMBUS CLUB(ポップグループのライブがあった、まずまず)でノンアルコールのBLUE MOON(レモンソーダの青色カクテル)で待つ。が、待ちきれなくて途中でやめて寝た。意外にも船は縦揺れする(前後の上下動)船酔いするので、今晩の酒は控えた。

 

第4日 オスロ観光とハダンゲルフィヨルド

 

   

 7時バイキング朝食は普通だが洋梨を食べる(固いが皮まで食べて美味しい)。下船までの時間を室内デッキでワープロ。

今日もいい天気☀️。日の出(4時頃)を部屋から見た人がいたそうだ。今度のクルーズは起きれたらそうしてみよう。

 無事10時に到着、フログネル公園、カールヨハン通り、市庁舎を駆け足で見て、バ  ス移動で美しい森と泉の景色から標高が1236mまで上がると雪、氷原、フィヨルドの世界に入る、そこから一気に36mまで、くねくね道を降りる。

 

 大きな滝(ボーリングの滝)が見えて虹がかかっていた。サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジのような橋とマンハッタンのようなトンネルを越えて見るハダンゲルフィヨルドは本当に美しい。レイクルイーズに良く似たV字入江だ。ホテル(ブラカネス)はその真正面で素晴らしい。夕食はチキンで外れだが、パンプキンスープは美味しかった。ノルウェー語では乾杯はスコール、ありがとうはタックだ。

 

第5日 ベルゲン鉄道・フロム山岳鉄道、ソグネフィヨルド

 

 

 

 今日も快晴!朝の散歩でフィヨルドの水に手で触る、意外と冷たくない。バスで移動してベルゲン鉄道に乗る。氷河が美しい、そしてフロム山岳鉄道で一時停車してくれて見るショールの滝の迫力に感動。一気に山を越えるとソグネフィヨルドの入り口に着く。いよいよ双胴船でフィヨルドクルーズ が始まる。1時間ほどで世界遺産のナーロイフィヨルドに入る。フィヨルドの乱反射で手前の崖は緑なのにその奥の崖は淡い紫色に見えるのを堪能し東山魁夷が描いたサーグ滝を通り小ぶりの滝も美しい。

1年で400日は雨というベルゲンで快晴の中を世界遺産のブリッケン地区を散策。夕食のPINK FISH(養殖サーモン)も美味い。

 

第6日 ストックホルム観光

 

   

 ベルゲンから飛行場に移動して空路でストックホルムに飛ぶ。美しい都会で渋谷みたいなところも多い。昼食のミート   ボールを食べて、スウェーデン王宮を見学(今上天皇が皇太子の時にスウェーデン訪問した記念紋章がある)衛兵交代も見てノーベル博物館でノーベルメダルチョコと紅茶を買い、山中教授のサイン入り椅子を探し回って42番の椅子を50脚目に見つけて撮影に成功。大満足したがホテルの夕食は遅いし美味しくないので相方も体調が悪かったので途中離席した。

 

第7日 ストックホルム観光と大型クルーズ船でヘルシンキへ

 

    

 ドロットニングホルム宮殿を見て、期待の大型クルーズに乗る。ブランド店と専門料理店が並ぶアーケードの先にはカジノや劇場がある。クルーズ船(タリンクシニアライン)は揺  れる。波でなくてエンジン振動で揺れるので私には快適とは思えない。やはりロイヤルカリビアン級の船でないと揺れるようだ。しかし、免税店、ブランド店は素晴らしい、ここで結構お土産を買ってしまった。

 

レストランはビュッフェなので普通。寿司、ロブスター店に入るべきだが、外の景色もすぐ飽きてしまう。カジノは場末のパチンコ屋風。ショーはレベル高いが、観客が少なくて盛り下がる。

 

第8日 ヘルシンキ観光

 

ヘルシンキに着く。ヘルシンキ大聖堂、岩盤で作られたテンペリアウキオ教会を見てマーケット広場、ブランド、デパート街を  通ってホテル近くでランチ。美味しくてフィンランド人の手際の良さに親近感を感じる。程よい相手との距離感が心地よくフィンランド人が好きになる。日本人みたいでシャイで親切。

 トラムの自由行動(相方と2人だけ)で、英語が通じるので目的地や駅に行けるかをその都度確認した数人は皆親切で感動。治安が良くて(スリと置き引きに注意するだけ)おかげで、かもめ食堂(たまたま会った在住日本人に案内してもらえた、店員も日本人がいてお土産もあった)、スタバ、ムーミンショップ本店、マリメッコ本店を見学、目的のレストランは混雑して1時間待ちで諦めてホテル近くの中華で空腹を凌ぐ。

 

第9日(最終日)ボルボーを散策して帰路へ

 

ヘルシンキ郊外の古都ボルボーの街を見学、私はタルトとコーヒーでのんびりできた。ホテルから出発すると小雨が降ってきた。本当にラッキーな天候だった。全ての日で快晴だったのは幸運だった。

 

 

ヘルシンキ空港から直行便で羽田に戻る。そしてペットホテルで10日間我慢してくれたクルミに感謝してホテルから引き取って家に帰る。 

 

 今回は最初の日は4時に空港に着いて2万歩も歩く強行軍だったが、それ以外は1万歩程度で坂道も短いので足の遅い私でもなんとか着いていけた。

 

 一番良かったのはノルウェーフィヨルド群で好天に恵まれて絶景だった。命の洗濯ができたのかもしれない。

都市としてはヘルシンキが英語が通じて治安もよいので良かった。ハプニングも旅としては楽しかった。

その次はコペンハーゲンの運河が素晴らしかった。

 

 

  了

 

 

 ++++事務的な覚え書き++++

 

 北欧はキャッシュレスで現金は不要でクレカ(VISA、MASTER)で十分だった。昔の旅行で余したユーロを少し持っていたので、免税店、フィンランド(マーケット広場は一部で現金を要求された)で少し使った程度。トイレもクレカ、チップは支払う機会はなかった。(ピローチップも不要)

 

 事前に添乗員に確認してグローバルWIFIは不要とのこと(パンフレットはツアー会社から送付されてくる!?)でホテルのWiFIだけとなったが特に不自由は感じなかった。

 

 海外旅行保険はクレカだけで十分だったので特に申請しなかった。

 

 水は水道水が4カ国で飲めたのでペットボトル1回(1本400円)買って、あとは水道水補充で対応した。やはりフィヨルド周辺、ヘルシンキの水道水は美味しかった。レストランで出てくる水は水道水と聞いて、心配なく水道水を飲む気になった。

 

 スマホ充電器はコネクタはCタイプだけで十分だった。飛行場の待ち時間で充電できるので、充電器とCタイププラグは手荷物で持っていると便利だった。

 

 スウェーデンのトラムは全て往復便で番号が決まっている。駅の運行図を見ればトラム内の電光掲示板は役に立たない(読めない)ので、何番目の駅かをしっかり確認して乗るべき。強いて言えばヒヤリングで目的の駅名が聞ける時がある。何度も運転手や乗客に確認するのが得策(リスク回避でホテル名の名刺を持っておき、まさかのときはその名刺を見せてタクシーで帰れる)

 

 5月は朝5度程度、昼間15~20度で長袖と上に羽織るものがあれば十分で靴はスニーカー1足で歩けた。ただフィヨルドで船縁は寒いのでユニクロのライトダウンジャケット(丸めると邪魔にならない)が本当に使い勝手が良かった。飛行機内の暖確保、朝の寒い時も重宝した。

 

 ネットではYahooが欧州では使えない。事前情報はGoogle他の検索サイトに集約しておくべきだ。

 

 FIN AIRはJALと提携しているのでJALマイレージをカウンターで登録したが旅行社のチケットがマイレージポイントにならないチケットだったのでがっかりした。(ルフトハンザ・他の旅行社はエコノミーでもポイントを獲れた)

 

 グルメは食事付き団体パックツアーでは美味しくない。グルメをするなら食事のないツアーを選んで、現地の日本人ガイドにお店を教えてもらうのが一番良さそうだ。中級ホテルとか日本人(アジア系)観光客を多く相手にするお店は要注意だ。

 

 私も歳を取ったのでクルーズ船旅行の参考にと2つのクルーズ船に乗ったが、免税店以外は普通だった。どうせクルーズ船に数日間乗るのなら最大級でカジノは期待せずに(なくてもいい)グルメの理由で飛鳥とかカリビアンクルーズが良さそうだ。(まあ乗ってみないと真相は不明です。)