「免疫力こそすべて!」 | 吾輩はクルミ(旧:我輩はチョコである)

吾輩はクルミ(旧:我輩はチョコである)

吾輩は2023年9月21日生まれのクリーム色のトイ・プードル(ティーカップサイズ)(旧:我輩はアプリコット色のトイ・プードル(2007年5月2日〜2023年3月3日)体重3.7㎏で50m走はよそ見をしたので10秒を切れなかった)

吾輩は、まだ免疫力はない。

 

 ワクチンは打ったばかりで、いろんな事を経験していないし、ストレスもあるのか無いのかよくわからない。また、いわゆる常識というのも知らないし、忖度とか空気を読むことすらない。いわばマイペース主義ではあるので、将来は免疫力が強くなることは保証されておるのかも知れぬ。しかし、、

 

ぐうたらほど能天気ではないのじゃワイ!!

 

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「免疫力こそすべて!」 「不良老人」のススメ

  奥村 康 著  WAC(ワック株式会社) 発刊

 

 を読みました。タイトルからしてキワモノ系で売れた本かな?と思っていたら大間違いでした。著者は免疫学の国際的権威のお医者さん(臨床医ではなく基礎研究の医師)でした。ですので、臨床医の常識から外れた見解が満載なのです。しかもそれが免疫学の国際的権威の裏付けで説明されているので、目から鱗(うろこ)というか痛快本でした。

 

 いい加減で楽観的な人ほど長生きする。「いい人」をやめて、身勝手でマイペース人間になることをいきなり勧められます。

 

 免疫力を上げるにはリンパ球の中のNK細胞を活性化すればいい。やり方は激しい運動ではなく歩いたり、雑に軽い運動である「ちんたら運動」をすれば良いのです。

 

 また、間違いだらけの健康常識を捨てて薬と医者を遠ざけようと言います。ちょっぴり専門的な、免疫学の常識を説明しながら、たたみかけてきますので説得力があります。つまり「ちょい不真面目な人」(ストレスを溜め込まず、マイペースの方)は病気にならないようです。ちんたら運動と成長ホルモン、腸内健康(納豆、キノコ、乳酸菌)、体温を上げる(半身浴)ことでNK細胞が活性化するのです。ストレス緩和のために「いい人」をやめて、気のおけない仲間と悪口を言い合おうと推奨されます。どれもできそうなことであり、楽しそうなので、いわゆるへそ曲がりの私はすごく共感させられました。

 

 特に痛快だった点は、独身者は寿命が短い(男女ともに結婚すると寿命が8年伸びる)という事実。さらに、AIで代行できないような前頭葉の最も人間らしい脳の働きで「絵を描く」「彫刻を制作」「作曲」という”芸術的な働き”や、”未来を予測してチャレンジ”すること、競輪・競馬(多分カジノも)といった”賭け事”、”恋愛や自分の好みの人に夢中になる”こと(映画・ドラマの俳優に夢中になるとか)など”ドキドキワクワクにつながる冒険心”などは人間独自のもの。「これらの最も人間らしい脳の動きが、NK細胞の免疫の活性や心とつながっているのです。」 「つまり前向きで、いつもドキドキワクワクしているタイプの方が長生きなのです。」

 

 最後に、NK細胞を活性化させる習慣をまとめると

1)食事は何でもほどよく食べる

2)運動はちんたらやる

3)いつも能天気に構える

4)1日1回「わはは」と大笑いするように心がける

5)仲間を大事にする

6)異性に心ときめく

7)夜遊びしない

  ということでストレスを溜め込まないのが重要なようです。

 

 私は毎日20種類の薬を飲み、毎月病院通いして、平均すると年に1回は入院している病弱な高齢者です。流石に、この本の言う通りにはできません。しかし、ストレスフリーになることと、成長ホルモンは是非勉強して手に入れて、映画「コクーン」のようなアンチエイジングは無理としても、仲間に「お前ちょっと若返ったな」とポツリと言わせるくらいはやってみたいものですね。

 

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 株は「ソニー」(パラマウント買収で下落)、「NTT」(業績予想が個人販売で下落)おまけに「トヨタ」(業績予想がダイハツ問題で下落)まで、現在の業績が好調なのに下落気味です。まあ年末には回復してくれることを祈ってます。