渋谷TOHOシネマ

 

 コロナ感染が怖く、頻尿(途中退席せざるを得ない)でもあったので映画を見るのはずっと控えてました。しかし「ゴジラ−1.0」が米国のアカデミー賞(視覚効果賞)にノミネートされたので、いても立ってもいられなくなり2年ぶりの映画鑑賞をしました。コロナは、平日の午前中なら空いていると思って行ったら、6割の入りで意外に観客が多くて驚きました。懸案の頻尿も水分を控えてこの数ヶ月服用の尿意抑制剤も効いてきた事(上映時間2時間5分なら耐えらえる!)もあり準備は万全でした。

 

 名作「シン・ゴジラ」以来7年目で、ゴジラ生誕70周年記念作品です。-1.0 (マイナス ワン と読みます)の意味は大東亜戦争敗戦でゼロの状態になった日本が、さらにゴジラによって「負(マイナス)」の状況に追い込まれるという意味のようです。

 

 山崎貴監督は「ALWAYS三丁目の夕日」「永遠の0」「アルキメデスの大戦」を映画化しておりVFX、脚本で素晴らしい監督です。「ゴジラ-1.0」はVFXで言うと「アルキメデスの大戦」の海戦が素晴らしく継承され、シナリオは「ALWAYS三丁目の夕日」的で、脚本は「永遠の0」の続編みたいな印象でした。

 

 私見ですが、「シン・ゴジラ」を超えたと思いました。

 

 出だしは「永遠の0」を彷彿とさせ、「シン・ゴジラ」に敬意を払ったもので始まり、ゴジラの破壊シーンはMission Impossibleやジュラシック・パークを連想させる大迫力VFXで盛り上げ、海神(わだつみ)作戦の開始時に”ゴジラのテーマ曲”が出た時は本当に感動しました(私の70年のゴジラ鑑賞の思い出がフラッシュバック!)。

 

 ゴジラと人間の戦いは「ジョーズ」のように執拗なもので、日本人の負けじ魂が蘇る演出もあって素晴らしかったです。

 

 さらに史実で、ヲタク族には有名な不沈重巡洋艦「高雄」(CGが精巧です)、不沈駆逐艦「雪風」船長、前翼型戦闘機「震電」が登場するのも見所です。

 

 また終盤シーンは迫力と感動の連続で本当に見応えがありました(不覚にも涙腺が緩んでしまいました)。これがまた米国でも高評価を得て大ヒットしている(米国での歴代外国映画興収で2位になる可能性大:1位は「グリーン・デスティニー」)のです。

 

 まあアカデミー賞の結果はともかくとして、日本のゴジラがグローバル化されてきて、ハリウッドのGodzillaに迫り始めたというのは、日本人として誇らしいと感じました。70年かかったけれど、よくぞやってくれたと応援したくなってしまいましたね!!

 

 山崎貴監督に心から感謝いたします❣️

 

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 株は頭打ちのようです。米国の地方銀行不安とFRB利下げ遅れが懸念され、半導体もインテル株が不調で伸び悩んでいます。まあ7月まではこんな調子が続くと思って期待はしていません。勝負は9月からですね!?