我輩は宇宙から来た。

 

 他人は我輩を犬と言うが、別に構わない。人間にはその程度しか見えないのじゃから。我輩は人間を見るときは臭いの粒子を嗅ぎ分けられるように、人間の素粒子まで見透せる。もちろん人間の画像は再生できるので、十分人間と仲良く付き合うことは可能じゃ。

 

 しかし実際には人間の原子どころかクオークのスピンまで見えてしまう。例えば人間が公園のベンチに座るときに、いろんな電子がバチバチとベンチの電子に当たって相互に反発しあって、その結果バランスしたところで座れるようになるのを見ることができる。そして埃のようなニュートリノが多くの電子にも当たらないですり抜けているのを見ている。また電子よりも小さい重力子がまるで海のように溢れておりスピンしながら少しずつ人間の原子を絡め取って行って地球のコアに近づけようとしておる。

 

 一方地球のコアは未だに自転で動いていて、電子を放散し続けておる。その電子は重力子やニュートリノに少しずつ当たりながら磁力という力(波)を生み出しておる。その波が地球上の磁石を動かして羅針盤になったりする。全ては埃のような粒子が形成する世界が今の人間の世界じゃ。

 

 では我輩は何なのか?それは自分ではわからないが、多分、多次元の世界に住む生物なのじゃろう。

 

 そうでないと、こんなことが見えるはずがないのじゃワイ!!

 

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米国の国債が増えたので国債の(信用)格付けが下がりました。別に実際の経済には無関係のように見えたのですが、株価は数年先の予想株価を折り込まねばならないので、株価の調整が始まって暴落しました。本当に株は面倒臭いものですね。