我輩は雪の上を歩かされたことがある。

 

東京では珍しい雪が降ったということで、無理やり足を雪に突っ込まれたのじゃ。それが、なんと冷たいことよ、ぐうたら達はなんとひどいことをするモノじゃと驚かされた。

 

しかし、少しばかり心地良かったのじゃワイ!!

 

**************

 

 今朝は少し暑さはおさまったようですが気温は30℃ですので、まだ散歩をする気にはなりません。すると暇で手持ち無沙汰になるので、ブログを書くことになります。氷をいっぱい入れたカルピスを飲みながら、冷房の効いた部屋で、さて何を書こうかな?と思っていたら「そうだ、寒い話をして涼しい気分になろう」と思いたちました。

 

 昔は実験で零下30℃の部屋で色々と作業をしたことがあります。もちろん防護服というか分厚い防寒服・手袋・ブーツを身に付けます。それでも顔はなぜか寒さに強くて、剥き出しにしても眉毛が逆立つ感じはするものの、凍傷になることはありません。濡れたタオルを持ち込むとすぐに凍って棒のようになります。部屋を冷やしていると、不思議なことに-5℃になると鼻毛が逆立つので、その温度になる瞬間を鼻毛で実感できます(つまり鼻毛で−5℃を測定可能なのです)。吐く息は白く寒々としていました。

 

 冬のカナダを車で走ったことがあります。もちろんスパイクタイヤ禁止なのでオールウェザータイヤでおよそ時速100km/hで飛ばします。対向車も少なく道は圧雪路で-5℃程度までは塩(融雪塩)が撒かれますが、それ以下で-10℃では融雪塩で溶けた雪がまた凍ってしまうので、塩の代わりに砂利が撒かれます。

 

 すると時々フロントガラスにヒビが入ります。前の車が砂利を弾いてその砂利(小石)が後ろの車のフロントガラスをものすごい勢いで直撃して、ヒビを入れてしまうのです。その場合は保険でプラスチック樹脂を埋め込んで修理してもらったことがありますが、多くのカナダ人はそうはしてないかもしれません(修理した樹脂部は流石に歪んで見えて運転し辛くなります)。樹脂部が邪魔なので、あえて大きなハンマーでフロントガラスを砕いて修理不能にして、保険でフロントガラス交換をするという噂を聞きました。まあ、動機は違うようですが、何か最近日本で話題になっている某中古車販売会社みたいな話です。

 

 冬の極感のカナダではサウナ風呂にも入りました。見渡す限り大雪原の中にポツンとサウナ風呂があり、その数十メートル先に小さな小屋があって小さなサウナか浴槽がありました。十分にサウナで暖まって素っ裸で数十メートル先の小屋まで走って行って小屋で暖まってからまたサウナに突っ走って戻るのです。何しろ-30℃の中で素っ裸で走るので、帰ってきたらその勇気を讃える大きな拍手で迎えられてました。懐かしい思い出です。

 

 そんな村には家の軒先に家庭用電源の差し込み口があります。今ならEVのコンセントかなと思うのでしょうが、昔はブロックヒーターのコンセントだったのです。車のエンジンの冷却水を温めるヒーターを予めエンジンブロックにつけておいて、軒先のコンセントに車のブロックヒータを繋いでおくと、朝のエンジンの始動が簡単にできるのです。(当時は-20℃以下になるとなかなかエンジンが、かからなくて苦労したものです。)

 

 また、真冬の米国では朝起きたら自分の家の前の道路が大雪で車が通れなくなることがありました。1〜2時間で除雪車が雪を排除して、車で動けるようになります。でも雪の降りしきる中で、朝事務所に着いて、ようやく深夜に仕事を終えて、駐車場に戻ると一面雪に覆われた自分の車を見るのは辛いものがありました。疲労困憊の中で、気を取り直して、スコップで少しずつ除雪してから家に帰った日もありました。これも今では懐かしい思い出です。そういえば、大雪で年に1回は出勤不能となったものでした。(竜巻、トルネードも年に1回は近づいてきましたが、難を逃れ切りました。)

 

 まあ、大好きだったスキーの話はまたの機会にします。少しは涼しくなった気がしてきました!?

 

**************

 

 NYダウは8連続営業日で上昇し、年初来高値を記録しました。”不況が来るぞ”と昨年言っていた人たちは、またもや予想を外しています。まあ騒ぐことが商売みたいな方々が多いようです。(それで株が売買されればそれでいい?)