日本でコロナ禍もウイズコロナで鎮静化したので、海外旅行してみたくなった。本当に行きたかったのは ”パリに1ヶ月民宿に滞在” で、のんびりしたかったが、デモや暴動騒ぎがあるので自重した。今回は、ほぼ同予算の某大手旅行社の添乗員付パックツアーで南フランスに行くことにした。フランス語圏は、英語が全く通じないという言語の問題でお手上げだ。添乗員付パックツアーなら安心できると考えたのだ。

 

1)コロナ禍は南フランスなのでパリほどは密集してないと勝手に判断

 

   実際にマスクしている現地人は皆無で、現地ガイドの話でも数年前のロックダウンの酷さはないという(当時でも日本のような飲食店の深夜営業禁止はなかった)。私は1ヶ月前に6回目のワクチンを打ちマスクをしなかったが、相方はワクチン打てなかったので現地でも極力マスクをしていた。

 

2)デモ、暴動騒ぎも南仏なら大丈夫と判断

 

   しかし5日ずれて良かったが滞在したマルセイユで暴動があった。またその影響で外務省安全危険情報も流され、フリーデイに個人でTER(国鉄の普通列車)でニースからカンヌに行くのは断念した。国鉄が止まるとカンヌからニースに戻って来れないので旅行社添乗員も懸念していたので大事を取った。

 

 

【①事前準備】便利情報のみ:パスポート、お金他の基本的な準備は割愛!

 

1)wifiルーター  これは重宝した。この旅行社はGlobal Wifi社と無料使用の提携をしており、現地では充電時も常時電源オンで簡単に繋がったので快適だった。

 

  ※特にLINEが自由に操作できるのは快適だった。逆にYahooは欧州では使えなくなっており、事前情報をYahoo主体で入れていたので大変だった(情報が一切見れなくなった)。現地では日頃使っていないGoogleにしてかなり不便だった。Google検索のグルメランキングはほとんど使い物にならなかった。日本人のランキングでなく現地人、世界各国の旅行者のランキングも入っているので日本人には全く使えない内容だ。実際に予約したレストラン2軒は日本人の私には酷い場所だったし、ニースのカジノも2軒のうちの1軒に行ったが場末のパチンコ屋みたいで1ユーロも使わずに、すぐに退散した。

 

2)翻訳アプリ VoiceTra と UDトークを入れた。ポケトークは買わなかった。

 

  結局これらは添乗員付きツアーには不要だった。このアプリを使える悠長な場面は皆無だった。やはり事前にサバイバル用語をいくつか覚える(メモする)ほうが有効だ。

  トイレはどこ:「トイレット?」 いくら?:「セコンビアン?」 勘定お願いします:「Check」もしくは「ラディシオン、シルブプレ」 でレストランは個人で行ける。まあメニューを読むのはGoogle画像から翻訳で読んだ。(旅行者の多い場所では、試しにEnglish Menu?と言うと出てくることもある) 

  美味しい:セボン  すみません:エクゼキューゼモア、ありがとう:メルシー、こんにちは:ボンジュール 等々で十分だった。数字は指の本数、紙に数字を書く、英語でなんとかなった。

 

3)ウェットシート(お尻シート)は必要

 

  日本のウォシュレットに慣れているので、ホテルのトイレはOK(トイレットペーパーを湿らせることは可能)だが、公衆トイレ、田舎のトイレ、安いレストランのトイレはそうはいかない。便座もないし汚いことも多いのでウェットシートはこの場面では必要だ。以前自衛隊幹部が中東に行く時に特別に持って行くのは何か?と言う質問に「お尻シート」と言っていたのを思い出す。手洗い用に使えてコロナ対策にもなる。

 

4)事前予約

 

  添乗員ツアーなので現地到着時にレストラン予約をしてもらおうとしたら、20人近いツアーで添乗員が最初の電子アプリ登録、Wifi指導とかでそれどころではなかった。かといって日本で予約しようとしてもフランス語ばかりで不安だった。しかもいいレストランがわからない。頼みのGoogleランキングも当てにならなかったので「一番いいのは現地ガイドにおすすめのレストランを聞いて予約してもらうことだった。」 コロナ禍で添乗員の記憶は三年前の記憶しかなく、レストランはコロナ禍の影響で引っ越ししたり、なくなったり、品質も低下していることが多い。

 

5)マイレージ登録

 

  ルフトハンザ航空はANAと提携しているのでANAマイレージ登録できる。エコノミーでも次回の片道分プレミアムエコノミーにあと少しのマイレージでアップグレードできるので、必須だ。JALはエールフランスと提携しているので留意すべきだと思う。ANAは出発1日前でもパソコンで登録できたので、そのナンバーを当日の空港カウンターで伝えて登録できた。

 

【②帰国準備】

 

1)Visit Japan (関税申告のデジタル申請)

 

 結構docomoのメルアドはセキュリティが聞いているのかうまくつながらない。docomoとyahooアドレス(欧州では全く役に立たない)は諦めてGoogleアドレスで登録できた。最後にQRコードをスクショして羽田で使えた。確かにこれで混まずに簡単に税関を通過できた。

 

2)お土産

 

 フランクフルトの免税店は大きいが、空港自体が大きくて”ブランド店があちこちに散在”しており、おまけに工事中の場所も多くて右往左往させられる。さらに乗り継ぎ時間中に入国審査、もしくは帰路の出国審査があるので迷路のように動かされる(走ることすらある)。余程の乗り継ぎ時間がないと免税店で優雅に買い物をする時間は取れないので、事前にどの店に行くのか注意深く決めておく必要あり(これは添乗員がわかる)。

 

③おまけ

 

1)高齢者の私にはフレイルのせいかエコノミークラスでも苦にならなかった。若い時は結構辛かったが、歳をとると鈍感になるようだ。ただしエコノミー症候群はあるので、私は常用薬で血液サラサラ剤を飲んでいた(以前血栓症で入院経験あり)ので心配なかった。まあ機内の飲食は粗末な物しか出てこないので、かなりの我慢を強いられる。

 

2)夜中に頻尿で数回起きていると、時差ぼけにも強くなってしまっていた。これも意外だった。

 

3)コロナ禍では、現地は全くマスクをしていない。私は6回目のワクチンを1ヶ月前に済ませていたので、南仏ではマスクは一切着用しなかったが、感染しないで済んだ。これは個人差(免疫力の差)やら、こまめな手洗いが習慣づいているかどうかで左右されるので、参考情報ではある。

 

 

 了