冬も終わってしまった。
 
もう春が来てなにもかも変わっていく。
 
立ち止まる暇なんぞ無いのじゃワイ!!
 
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 最近までWBC野球で大騒ぎで視聴率は全試合40%以上という凄さでした。それに比べると視聴率5~10%程度のドラマを批評するのはなにか恥ずかしい感じですが、これも性(さが)ですので、性懲りもなく独断と偏見にまみれた冬ドラマランキングを書かせていただきます。
 
第1位「ブラッシュアップライフ」日テレ日曜10時半
 
 タイトルも主演の安藤サクラさんも地味で最初はノーマークのドラマでしたが、バカリズムさんのとぼけてシュールなタイムリープ系コメディは面白かったです。安藤さん木南さん夏帆さん水川さんの女子会トークが数回に渡って同じシーンが繰り返され微妙にトーンが変わるのも楽しかったです。また最後の仲良し鳩4羽のシーンが秀逸でした。
 
第2位「女神(テミス)の教室」フジ月曜9時
 
 北川景子さんは苦手なのですが、ロースクールの青春白書が爽やかで、リーガルな内容は奥深くてうならされました。また山田裕貴さんの濃いキャラ、前田旺志郎さんの薄いキャラ、南沙良さんの強いキャラが光っていて楽しめました。
 
第3位「リバーサルオーケストラ」日テレ水曜10時
 
 名作のだめカンタービレほどではありませんでしたが、クラシック曲「威風堂々」「カルメン組曲」「運命」が良かったです。まあ最後のチャイコフスキー5番はいまひとつでしたね。田中圭さんが意外なほど指揮者が似合ってましたが、門脇麦さんがどうしても上野樹里さんと比べると地味なので盛り上がりに欠けました。また地方オーケストラ団員の悩みが浮き彫りになり興味深かったです。
 
4位「夕暮れに、手をつなぐ」TBS火曜9時
 
 最初の設定はハチャメチャでついていけませんでしたが、後半に田辺桃子さんが登場してから定番のラブコメ系に戻ってきて安心して観れました。そういう意味では田辺桃子さんは毎回いろんなドラマで爪痕を残してくれる稀有な女優さんだと敬服します。また松本若菜さんも同様に練られたキャラを演じるので大好きな役者さんです。永瀬廉君はオーラがありますしダンスが流石に素晴らしい。広瀬すずさんもいつも通りに若々しいです。画家の父親とファッションデザイナーの母親の血を引く天才デザイナーという設定は北川悦吏子ドラマの真骨頂でした。
 
5位「100万回言えばよかった」TBS金曜10時
 
 結局タイトルの”100万回”はなんだったのか意味不明で終わりました。佐藤健さんと松山ケンイチさんの微妙な関係が面白かったです。ただ最後に佐藤さんが実在人物みたいに現れるのは予想外というか無理筋だった気がしました。井上真央さんは普通にしていれば映えるのに、辛くなる表情の時にラブコメを逸脱したリアルな暗い顔になったのは残念でした。
 
 他は僅差で「我らがパラダイス」(高級老人ホームの雰囲気が分かって良かった)「星降る夜に」(異常な年齢差はやはり不自然だけれど、吉高さん北村さんディーンさんのキャラ・演技は素晴らしかった)でした。
 
 最初はチェックするのも大変なくらいに気になるドラマが多かったのですが、後半からかなり絞り込めたのでゆったりとドラマ鑑賞できたのはよかったです。
 
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 あっという間に3月が終わろうとしていて、いよいよ4月が来ます。雑事がどんどん増えてきて、さらにゴルフシーズンとなり将棋も名人戦が始まります。おおいに春を楽しみたいものです。株もそろそろ目覚めてほしいですね!?