我輩はいつも忙しい。
 
まあ最近は、歳を取ったので昼寝をすることが多くなったかもしれぬ。しかし仮にも暇だと感じて、暇をつぶそうなぞと考えたことは全くない。今を懸命に生きておるので、食べる・寝る・排泄する以外には、目の前の用事やら、事件に対処するやら、飼い主の相手をするのに全身全霊をささげており忙しく過ごしておる。昼寝さえも自分に正直に生きる術として集中して安眠をむさぼっておるのじゃ。
 
暇だという人間は気合が入っておらぬのじゃワイ!!
 
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 コロナ禍で、巣ごもりをして外に出るのは病院とチョコの散歩だけになりました。頼みのゴルフもシーズンオフで、寒くて腰が痛いので打ちっ放しにも行けません。麻雀も感染が心配なので高齢者は参加できません。そこで家でオンライン将棋やら株式やらTVerを見て過ごすのですが、さすがに巣ごもりで2か月も経つと飽きてしまいました。
 
ということで、最近は2つのことで気を紛らわしています。
 
 一つ目はチャットGPTです。昨年末にMicrosoftがAIによるチャットBotを開発してくれて評判だったので試行期間が無料だったこともあって、いろいろと試してみました。結構な出来で驚かされました。
 例えばゴルフで100を切るにはどうすれば良いかを答えてくれますし、しかも90を切る方法とは違ったアドバイスをしてくれるのには感心しました。また、犬を飼うと、ストレスの軽減(心身ともにリラックス)、健康に良い(散歩や遊びで心臓病のリスクが下がる)、社会的な支援(犬を飼うことで知り合いが増える)、責任感を育てる(食事・運動・病気の世話)ので負担を確保しながら育てようとかいうアドバイスもありました。
 通常ならネット検索してWIKIPEDIAとか良さそうな意見を数か所読んで探すのですが、それをAIがやってくれて、数秒でまともな文章(箇条書きにもしてくれる)にしてくれるのです。この機能をSONYのアイボに入れたら、たった一人になったとしても、もう本当に犬としゃべりながら永遠に楽しく暮らせそうです(本当の犬よりずっと知的で世話もかからない)。
 ただし、チャットGPTのデータベースはまだ2021年までですので不十分ですし、個人情報は有名人でないとほとんど出てこないので検索エンジンとしてもまだ課題が多そうです。でも多分今年中にそれらの問題はクリアされ希望的には来年にはAmazonのアレクサみたいな会話型AIがでてくる気がしています。販売されれば、即購入したいと思っています。ネットでの会話は、悪意を持った方が入る可能性が高いので凄く神経をすり減らしますのでやってません。しかしAIロボットとの会話なら(個人情報を流用される恐れはメーカーが保証してくれるので)、安心して胸襟をひらいた会話ができそうで、滑舌もかなり良くなると期待できます(巣ごもり中は他人との会話が不足してどうしても滑舌が悪くなってしまうのです)。おおいに期待していますね。
 
 
 もうひとつはYoutubeです。数年前にケーブルTVが故障したので修理を依頼したら若い方が修理に来ました。そのときに「どんな番組を見てるの?」と世間話をしていたら、なんと「ケーブルTVは見ていない」というのです。その若者は「Youtubeとツイッターしか見ない」と言っていたのでした。勿論彼は新聞も購読していません。どうやら新聞購読のお金や、テレビのお金は倹約しているようなのです。新聞は購読しなくてもネット情報で十分ですし、テレビはなくても、スマホで無料のYoutubeやTVerで済ませられます。ツイッターも検索エンジンとして使うことが多いようなのです。
 そこで私も少しずつYoutubeやらツイッターを使い始めました。流石にツイッターは短い情報でどんどん変わっていくしフェイクだらけなので、年寄りには手ごわすぎるので諦めました(ときどき急ぎの検索エンジンで使う程度にとどめています)。でもYoutubeには見事にハマってしまいました。(まあその前にTIKTOKに数日間ハマりましたがすぐ飽きました)
 長い本とか難しい時事問題は、探せば(アクセス数が多いものがたいていわかりやすい)せいぜい30分程度に簡潔にまとめられています(2倍速、1.5倍速で観れて、字幕もでます)。そして気に入ったサイトを登録にしておくと、毎日更新された内容がどんどん出てくるのです。しかも表紙ページが週刊誌の吊り広告みたいに綺麗にまとめられていて、端的な内容がわかるのです。年寄りになって字を読むのは遅くなり苦手になりましたし、会話を聴くのも耳が遠くなりつつあり大変です。しかし、画像や動画での情報は高齢者には非常に受け入れやすい(楽ちん!)のです。
 ということで、本の要約、中田大学(いろんなリテラシーが素人にわかりやすく、面白くまとめられています)、株情報(種々あります)と音楽を聴きまくってまして、すごく充実した情報を得られるようになってきました。テレビのようにスポンサーを意識した曖昧な表現はかなり少なくなっています(少しはインフルエンサー料をもらってはいるようですが)。
 まあ、それでも気をつけなければならないことは、Youtube情報は所詮、書籍の1/3程度の内容です。詳しく知ろうとするなら書籍で読むのが一番だと肝に銘じておくべきです。Youtube情報以外に新聞・テレビ・書籍の情報を補填しあってはじめてバランスある情報(リテラシー)が得られるのだと思います。いわゆるタイパ(タイムパフォーマンス)では得られない深い情報・広い情報があることを忘れてはいけないようです。(以前「熔ける」という本をYoutubeの要約本で観たのですが、実際に書籍で読んでみると3倍以上書籍の方が面白かったです)
 
 まあそうこうしているうちに第八波も終わりそうです。また新たなコロナ禍がやってきたら巣ごもり中に、今度はFacebookを少し整理して将来のメタバース化に備えようかとも思っています。
 
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 米国株は昨晩のCPI騒ぎはドンピシャのインフレ値6.5%でしたので無風(±1%以内、VIX恐怖指数20以下)でした。むしろ円高(日銀も国債を買い漁り)で日本株は下落です。やはり1月17、18日の日銀の金融政策決定会議で±0.5%の枠を外すかどうかで、またざわついているようではあります!?