

ぐうたらが夜遅く満足げに帰って来おった。
「夜遊びをして!、、、」とか言われても楽しげにしておる。
66歳にもなるジャズピアニストの演奏なんて期待できるのじゃろうか
まあ ぐうたらは 音楽なぞ 全く分からんので雰囲気だけで
気に入っておるようじゃ。
こんな人間の感想を読んでも無意味じゃ。今日のブログはパスじゃ。
ただの妄想じゃワイ!
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やっと聴けました、観れました。あの天才、私の神様である
キース・ジャレットの生演奏を渋谷オーチャードホールで堪能しました。
Bunkamura オーチャードホールは最近改装したようで美しい劇場です
しかも小劇場ですのでピアノ演奏にぴったりです。
勿論 スピーカーはありません。グランドピアノ1台だけでの真っ向
勝負の演奏です。
始まりのベルがなります。 なんと 教会の鐘の音です。
かすかにケルン・コンサートを彷彿します。
そして彼が現れます。正面を向いて両手をだらりと前に下げて
お辞儀をします。拍手喝采、、椅子に座ります。照明が暗くなります。
なんと非常灯の照明も消灯してしまいました。天井から幻想的な
2つのスポットライトだけで彼が浮かび上がります。
彼は頭を前に傾けて椅子に座りながら両手を今度は両横にだらりと
下げてしばし微動だにしません。集中する瞬間です。
それから 前かがみになりピアノに覆いかぶさるようにして演奏を
はじめたのです。 ほとんど 全て 即興曲です。
1曲目:急な旋律で低音の不協和音が多く重苦しい雰囲気。徐々に
彼の呻き声、足ふみ音(スタンプ)も出始めます。これこそが
彼が集中している証左なのです。暖機完了です。
2曲目:彼は今日は唐突な話題を投げかけるかのように彼らしくない
クリアな和音で緩い旋律を奏でます。これは彼のフェイントです
5曲目:どこかで聞いてそうな曲です。くだけた感じになってきました。
6曲目:おっと ケルン・コンサートに近い曲です。
7曲目:素晴らしい緩急自在の旋律で低音・中音・高音を全て使います
無論 呻き声、スタンプ出放題。この曲の最初に合掌ポーズ
をしてましたので 彼がこの曲に集中する証だったのでしょう。
これが 6*才の老人のピアノなのか? 天才であり超人です
彼のエネルギーを凄く・強く感じた曲でした。
8曲目:高音で緩やかな旋律に戻してデザート的な曲でした。
これもなかなか美味しかったです。
そして 彼はゆっくりと立ち上がって左手を軽くピアノに置いて
例によって両手をだらりと前に下げて深々とお辞儀をします。
前半終了です。(約45分)
15分の休憩後、教会の鐘の音で始まりの合図があり後半開始。
1曲目:緩やかな中音の曲。わずかだが少し違う音が聞こえたような
いや 気のせいか??
2曲目:We're the One.をこってりとジャズバージョン化してます。
凄いノリです。写真の日本語こってりのパンフのタイトルも
”ひとつ”です。彼は今年はこの曲にかけたかのように
エネルギッシュな演奏をしました。
3曲目:これは曲というよりテクニックです。凄まじい技巧で速い
リピートを繰り返します。光か風を表現しているかのようです。
4曲目:急旋律であたかもデキシーランドジャズ風です。
5曲目:アート・ブレーキー風、モーニンが出てくるか?と
息を呑みました。
7曲目:最初に「Moon!」と天井を指差しました。するとスポットライトが
月光風に柔らかくなりました。演奏は 月光 をイメージした
かのようでした。私には半月で右側が欠けてました。
これで 彼のお辞儀が出て 終了です。
でも観客が許しません。アンコールの拍手、
スタンディング・オーベーションの嵐です。
結局 5曲もアンコールしてくれました。
そして10曲目の サマータイムでは不覚にも感動の涙を流しました、
アップテンポでノリノリのアレンジです。 来て本当に良かった!!
12曲目で ( Somewhere )Over the Rainbow (虹のかなたに)があり
全観客うなづいて納得しました。 あのリチャード・クレイダーマンが
「もう勘弁してくれ!」って叫びそうな こてこてのジャズバージョンで
信じられません。 素晴らしい演奏でした!!
・・・・
66歳のジャズピアニストは 健在でした。世界のレベルを見せつけ
られました。 これでNY ブルーノートでチック・コリアも聞きましたので
マイルス・デービス・バンドか 2人のモーツアルト連弾とか言われますが、、、
チックは 速さ・技巧で、キースは 訴求力で私のお気に入りです。
ジャズは 十分 ひとりよがりで良いのです!!!
今夜は最高!!