
我輩は時々は一緒に飼い主の家族達と写真に納まる事があるが
飼い主達は 最近は ”アルバム”を使っておらんようじゃ。
デジタルフォトフレームという訳の分からんものに写真をためて
いるようじゃ。
きっと あの怠け症の飼い主のことだから 写真の整理はしない
じゃろう。 蓄えられた写真は 結局は 写真化されるのに
何故 最初から 写真をアルバムに入れておかないのか不思議じゃ。
ま 我輩は 写真嫌いなので どうでも良いことではある。
*****************
「岸辺のアルバム」は 1977年山田太一脚本の衝撃的ドラマだった。
・冒頭で 多摩川堤防決壊により狛江の一戸建てが流されるシーン。
そこは私は自転車で何回か通ったことがある。川崎市と東京都の
境界が多摩川で 道路が格段に良くなっていた。(勿論東京側)
・主題歌が ジャニス・イアンの ”Will You Dance?”で
今 その曲を聴きながら このブログを書いている。
歌もピアノも美しい。
・八千草薫が竹脇無我からの無言電話を受けてから物語が展開。
平凡な家庭の崩壊が予感される。次第に電話で打ち解けてゆき
2人が不倫に走り家を流された台風の日に互いの家族を発見、、
・夫の杉浦直樹は サラリーマンだが 働くことで家族に献身して
いるとして最後のほうは 仕事の悩み、家族の裏切りで可哀相。
・長女の中田喜子は女子大生で青春を謳歌していたが英会話教師
と恋愛・妊娠・堕胎とこれもまた悲しい。
・長男 国広富之は そんな家族の様子を全て知って絶望する。
・そして家族の住んでいた家が台風で流される前に崩壊した家族が
大事に持ち出してきたものは家族の写真の入ったアルバムだった。
最初は本当の家族の笑顔が、徐々に作り顔の笑顔に変わってゆく
それまでのホームドラマは 明るくハッピーエンドだったのだが、
このドラマは 鬱積した空気(ジャニス・イアンの歌そのもの)の中で
八千草薫が 自然に 竹脇と恋に落ちて行く様は ある意味
美しかった。 中田喜子も知的で美しかったが辛い役であったものの
まだシュールな空気をかもしだしているだけだった。(非現実的)
そんな視聴者の思いを否定するかのように 国広が家族を責めたり
泣いたり叫んだり、、(”これが現実なんだ”と視聴者に気づかせる)
デビュー作で新鮮だった。
とにかく 心に残る名作だった。 私のドラマ好きは この辺から
始まったようである。
今 八千草薫は 「テンペスト」で元気。
中田喜子も ”渡る世間、、”ではなく ”グルコサミン”で元気。
竹脇無我さんは 早すぎた死だった。
Blessed be the Lord, Amen!