【第3話~疑惑の洞窟~ エピソード1】
シェロカルテ「それでは僭越ながら~、よろず屋シェロちゃんより、説明させていただきますね~。アルバコアの目撃情報と、アルバコアの通った跡から、予想される回遊ルートがこちらです~」
《そう言って、シェロカルテは、広げた地図上の線を指さす》
シェロカルテ「アルバコアは一定期間、この島のみを回遊する習性と、その速度を考えると……おそらくここ……ハルジュナ洞窟を近々通るのではないかと思われます~」
シグ「ハルジュナ洞窟か……ちょうどいいな。ここならまず、島の住人も観光客も近寄らない」
ならず者1「ボス……ついに……」
シグ「ああ……!さぁ、いくぞ、野郎ども!今度こそアルバコアの最期だ!」
カタリナ「水の満ちる洞窟か……海を持つアウギュステ列島には、こういう場所もあるのだな」
シグ「珍しいかい?だが、悪いけど、観光は後回しにしてもらうよ」
魔物「グォオオオオン!!」
シグ「まずはこいつを片づけないと、洞窟にも入れないからねぇ!全力でやるよ!」