痩せた黒い野良犬が
首を傾げて 俺を見ていた
午前2時
きっと言葉にできない
同じ電波をキャッチしたんだろう
吸い込まれそうになる暗い波止場に
昭和からのさびた海風が吹き抜ける
考えるな 感じろ今を
とにかく時間がないんだ
俺がやらなきゃ 誰がやるんだ
無事でいてくれ
生まれつき持っている 野性の感で
すべて解き明かせ ぶれないで
そんな言葉にできない
赤い電波の 悲しみの暮れ
吸い込まれそうになる黒い波間に
さびちゃけた船がうらめしそうに浮かんでるぜ
考えるな 感じろ今を
昨日も明日もないのさ
俺達きっと歌おうとした
信じろ奇跡を
考えるな 感じろ今を
とにかく時間がないんだ
俺がやらなきゃ 誰がやるんだ
無事でいてくれ
生まれつき持っている 野性の感で
すべて解き放て ぶれないで