6月にある意味再開した形になったので、このイベントに行くことに迷いはなくなっていた。ごく自然に、ごく普通に足が向いた。
駅前の風紋広場のそばにはしゃんしゃん祭りの準備が進められていた。久しぶりに地域とのコラボするシーンに立ち会えた感じがして懐かしくなるのを感じる。
そんな過去のことも少しよぎったのだけれども、これはかつてのグループのコンセプトや活動主旨とは違った形で実現したものじゃないかと考えた。
ステージはバードハットという駅前のアーケード的な広い道路に構えられた。左右に建物、上に屋根という造りになっている。
近年の酷暑のせいで8月半ばは苛烈な暑さになる。しかしこの造りのおかげで日よけだけでなく風通しもいい。
けだるくて、じめついた真夏の風がバードハットを抜けていく。不思議なほど涼やかで心地よく変わっている。
吹き抜けた風はどこへ行くのだろう。そんなことを思いながら、少し先の遠くへ目を向けてみた。街を抜けて、山へ、空へ、その先にまばゆい光を示している気がした。



