5月上旬の保土谷の時はぽかぽか陽気という表現がぴったりするくらいうららかで暖かい1日だった。
今回の相模原は1月下旬。しかもこの日はどんよりとした中で雨がなかなか降り止まず、肌寒さを増幅していく。
予定されていた音楽隊の演奏やパレードは中止になってしまい、味気ないというかちょっと寂しい1日になってしまった。
あの時は春で、今は冬。当たり前だけれども季節は移り変わる。否応なしに時は流れていってしまう。
どんなことにもいつかは終わりの時が訪れる。どうやらそれが刻一刻と近づいてきているようだ。それに逆らうことも止めることもできはしない。
けれども終わりの時がやって来るから、今のその瞬間は思い出深くなりもする。それまでとは違う感覚あるいは感情が生成される。
あとはそれをどのように形作るかである。うまく作り上げることによって過去の記憶の中に特別な贈り物として残り続けることができるのだと思う。
何年か経って、この日撮った写真を見返したとき、どんなことが浮かび上がってくるのだろうか。