地域イベントの8人制ステージ。かつてのTeam8メンバーが2人なのは、そうでないと編成が組めないようになってしまっているからだ。

 

チーム制がなくなったのだから、それは容易に理解できていることだ。それでも1度しみ込んだ見え方はなかなか消えてくれないと見える。

4月の活動休止コンサートの時には29人いたメンバーが、気がつけば、この日までに卒業発表済みのメンバーを除くと9人になった。

大きな変化が起きていることを理解していても、その結果として生じる1つ1つの出来事は、些細なことであっても、不意を突かれたような感覚になる。

 

それを1つ1つ整理して受け入れていく作業をしていって、最後には最初から何もなかったことのようになる。それは抗うことができない運命のような感じだ。

短い期間で多くのメンバーが次のステップに踏み出すことを選んでいった。はじめは何だか生き急いでいるように見えた。

落ち着いてゆっくり考えて次に進んだ方がいいんじゃないかと思ったことがあった。けれど事はそんな軽いものじゃないのかもしれない。

大きな変化があって、それによって突き付けられた現実を頭でわかっていても、心が追いついていない不安定な状態。

そういう状態を乗り越えていくために、今の場所を去って新しいステージに向かおうとするのは、決してネガティブでない前向きな決心なのだろう。