春は旅立ちの季節である。3月終わりになると都内は桜が咲き始め、門出を祝福するかのような雰囲気になる。
しかし半年ぶりに再訪した秋田は冷え冷えとしていて、「春の献血感謝祭」の会場となった秋田アトリオン周辺は曇り空に覆われ、薄暗い1日だった。
夕方からは雪が降り始めた。今回夜行バスを使って仙台経由で帰京したが、仙台に向かう山間部は大雪で、春の訪れはまだまだという印象だった。
AKB48という知名度の高いアイドルグループの一員であることは、多くの観客に囲まれてライブができるし、いろいろな仕事ができて活躍の場も多い。
しかしそれでも自分がやりたいと思うことができないことも多々ある。AKBとしての活動にもやりがいはあると思う。しかしやりたいことは他にもある……。
AKBで順調に活動するように見えても、あえて卒業を選択するメンバーも多い。周囲からするともったいなく見えるかもしれない。
けれどもいったん思い立ったら足踏みしてはいられない。ただでさえ何の保障もない厳しい世界なのだから、挑戦し続けなくてはならない。
よく言われるように、、しない後悔よりする後悔である。旅に立つ。まだ寒い日が続いていても、やがて春が訪れることを夢の中に描いて……。
<動画>1日献血ルーム所長の挨拶から
<動画>ラジオ収録後の見送りから