こうしてみると、見せるということがうまい人もいると気づかされる。それはつまり楽曲に合わせて表現するセンスが高いということである。

振り付けや歌詞を覚え、正確に踊り、歌えたとしても印象的なパフォーマンスになるとは限らない。そこに見ている人に訴えかけるものがなくなくてはならないからだ。

しかもそうしようとしたら、この場面での表情はどうするか、この場面での動きはどうするかなど考えることは挙げ出したらきりがないことだろう。


当然、次から次へとパフォーマンスが流れる中で、すべてを頭で考えながらこなすのは、至難の業である。外国語を母国語から翻訳しながら普通に会話するのが無理なのと同じだ。

つまり、意識せずともごく自然に楽曲のイメージに合わせた動きができて、表情も浮かんでいく、魅せ方というものが身についているのだろうなと思うのである。

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LOVETRIPから(一部)

夢へのルートから(一部)