秋田・由利本荘市

「グリル カインド」へ。

 

蔦の葉に覆われた

隠れ家的な小さな洋食屋。

 

 

以前、この街へ来た時

夕飯を食べるべく

“グルメ” でググったら

 

グリルカ

インド

 

という名が出てきて

インド料理かと思った店だ。

変な所で改行されてて勘違い笑。

 

しかもその時に訪ねたら

「ご飯なくなったので閉店です」

…残念ながら帰ったので、いざ。

 

 

クチコミ4.4。

 

 

愛着を感じさせる店内、

次々にやってくる客、

高まる期待。

 

 

 

 

ランチは3種類。

クリームシチューも気になったが

私はハンバーグランチ、

連れはステーキランチを注文。

 

 

まずはサラダ、量たっぷりが嬉しい。

 

 

肉肉しいのが苦手な私は

先に出てきたステーキに引いたが汗

 

 

目玉焼をとろり崩して食べるハンバーグは

驚くほどやわらかく

デミグラスソースも酸味が効いて

手作り感があって美味しい。

 

 

そして

食事はいくら美味しくても

食後のコーヒーは不味いのが定例だが

これが

香り高く濃いめで苦く私好み、

これまた美味しかった。

締めのコーヒーは

店の印象を大きく左右する。

 

 

きっと、ずっとずっと、

夫婦で丁寧に営んできた雰囲気。

 

 

絵に描いたようなコック帽をかぶった

寡黙そうな店主。

 

 

夜はデナー笑もやってるから

 

 

また来なければ。

 

 

ところで

私の実家・岩手県宮古市にも

大昔「白十字」という洋食屋があり

幼い頃に何度も連れて行ってもらった。

 

仄暗い照明と客船のような店内

白いナプキン、ナイフやフォークの

ちょっと気取った雰囲気は

どこか不思議でドキドキワクワク、

思い出に強く焼き付いている。

 

そんな子どもが、きっとこの町にも。

 

昔ながらの洋食屋さん、

いつまでもあってほしい。