■紙の月

 

ー勤務先の銀行に勤務しながら、

夫との冷めた関係を続ける女。

ある日彼女は大学生に迫られ不倫する。

女としての悦びと背徳感にまみれる中、

徐々に金銭感覚も麻痺し

やがて銀行の金を横領する…。

 

 

久々に、と

勇気を出して観た日本映画。

 

まず

「最も美しい横領犯」ってキャッチどうよ。

 

その違和感通り

綺麗すぎる宮沢りえのPVのような映画。

 

横領が悪くないことに思えてしまう。

 

頑張っていたし、

儚さは滲ませていたけれど

美人顔は隠せない。

 

 

そして予想通り

順を追って説明するように話は展開、

間延びして長すぎる2時間。

 

 

もともと

横領に気づく小林聡美の演技が観たかったのだが

彼女はオカリナの髪型を意識したのか。

 

 

 

 

大島優子が自然で良かった。

 

 

エンドロールで

変なテーマソングが流れないのも良かった。

 

 

それにしても

美人を主役に据える映画の多いこと。

話題づくりありきだろうが

そこがほんとに残念。

 

私なら江口のりこかなあ。

 

 

ちょっとした狂気をまみえ

若い男にのめりこみながら

淡々と哀しく横領しそう。