昼食は昌寿司という初めての店。
中に入ったら薄暗いを通り越して暗く
しばらくしてやっと店内の照明がついた。
嫌な感じしつつ食べていると
食事中に暖房が切られた。
会計をしに行くと真っ暗なレジ
計算の時だけ小さなスタンドライトをつけた。
…どんだけ節電だよ!
久々に呆れた店。
母が通う栗原甲状腺クリニック。
必死顔で
「高齢なので(ボケ始まってるので)
例えば私が代わりに薬を受取るなどできないか?」
など聞いたが
「必ず診察があるので来れる限りは来て!」
と医師。
まあどこの病院も他人事、わかってる。
そして実家へ車で送りながら音楽をかけると
ディスプレイに表示された
“smetana” という文字を見て
「スメタナ?」…英語読めたりもする意外性。
着いたら
外に出されたままだった愛猫・ケットが
寒い玄関先で鳴きながら待っていた。
猫がいま家の中にいるのかも
外に出したのかも
わからなくなってる状態なのだ。
家に入ればキッチンの床に
観葉植物かと思った玉ねぎ。
何もかも捨てずにとっておく癖も
どんどん加速している様子。
しかし薄っぺらい言葉と絵。
みんな何事もなかった頃の写真。
一日中TVを観ては新聞を開き座っていて
すっかり窪んだソファ。
ここは決して物置ではなく
広いリビングテーブルなのだが。
机の上はその人の頭の中を表すという。
こんな感じで、とっ散らかっているのだろう。
そんな中で同じことを
何度も何度も聞かれ何度も何度も答え
何度も何度も聞かれ何度も何度も答え
怒ってはいけないと思いながら、
思わず怒鳴ってしまう。
同じことを聞く回数が
あきらかに倍増している。
この感じはなんだろう。
親の老いに対する苛立ちに加え
私までおかしくなりそうな苛立ち
そして
そして
私自身もそろそろ気配を感じつつある
”その種” に否応なく気づかされ
実例を見せつけられている苛立ち、
なのだと思う。
いろんなことがひしひしと頭を覆い
眠れない夜。
続く。









