予期せず夜は
土曜のみ開催の
津軽三味線生演奏。
一度はゆっくり聞いてみたい
と思っていた。
「どーもー」と
かるーく登場したおじさんは
私はなんちゃらで優勝したんです、
とかなんとかボソボソ言った。
後で調べてみたら
川村貞男さんという
なんと第42代青森県民謡王座、
ほか数々の入賞実績がある方。
…せめて開演時にホテル側が一言
紹介ぐらいしてやらんのか。
自分でアピールせねば、って
なかなか嫌なものではないか。
という訳で司会などいなく
1本のスポットライトさえ無く
マイクは全く効いてないようだったが
弾き出した三味線も歌声も
なかなか味わい深く
数曲ではあったがつい聴き入る。
やはりこれは
雪が似合う北国の音楽。
どんなに激しくかき鳴らそうとも
物哀しく寂しく
どこか寒々とした魅力の。
津軽三味線、
川村さんは独学で学ばれたそう。
「バチは軽くてはダメ、
鉛が仕込んであって重いんです」と
体力も要ることをポツリ。
お歳もお歳、大変なのだな。
中盤では、
演奏を邪魔するように
2Fのカラオケボックス方面から
下手な歌が響いてきて辟易。
ホテルよ、いろいろ考えたまえ。
