長く広告の仕事をしていると
「あざとさ」が、気になります。嫌になります。
なるべくあざとくない着地点を探して四苦八苦し
それでもやっぱりあざとくなってしまったり
ならば笑えるぐらい思いきりあざとくしよう、
という展開になったりもするのですが。
本当にいい広告は、響く広告は、
余計なことを言わない、飾らない。
究極はそれに尽きるのだと
いつも思います。
仕事を与えられると、何かしなくては、"加えなくては!"と
つい力んで張り切ってしまうけれど
商品がよければ余計なコピーや画像など要らない、
そう言い切ることもまた仕事だと
胸に刻んでこれからも。
画像は秋田で農業を営む友人の家の看板。
お父さんが、ずいぶん昔に描いたものだそうです。
正直、かないません。
毎年、真夏、おいしい西瓜やメロンを買いに
遠方からもたくさんのお客さんが訪れます。
