2月21日(土)晴れ

朝6時頃に椅子から目が覚めた
洗面の時、スブーティHMが様子を見に来た
いつもより少し遅いだけなのだが、ロクHMが様子を見に来さしたのである
これまでにはおよそ考えられないことばかりである
「心配してますよ」というアピールである
紅茶を飲みに行くと普通のよりも高価な赤いバナナが3本置いてあった
そして、この文章を書いている最中にも、ロクHMから「紅茶を飲みましたか」と声がかかった
これまでなら放っておかれたはずなのに、ロクHMの言動がコロッとかわった
何とかして第2回弁論大会を成功させたいのだろう
それには私が手伝うという条件が大きいので、
「瞑想を習った後、日本へ帰るつもりです」と言った私の言葉にあせり始めたのだろう
私が何か失敗でもして、日本にいづらくなったので、スリランカに逃げ込んだとでも考えていたのだろう
私は最初から日本に帰るつもりでスリランカに来たというのに
この国に来たのは瞑想が目的であって、それ以外のものは、全く興味がない
どちらかというと、私はこの国が嫌いである
宗教的には、これ程恵まれた国もないだろう
修行者が本当に修行に専念できる数少ないパラダイスであろう
私に反発する人々は私からそうなったというのが、本当のところである
原因は常に私の中にはらまれている
しかし、私はこの国が嫌いである
いや、ひょっとしたら、私自身に問題があるのかも知れない
最近の私は身も心もかきむしって、かさぶただらけである
無気力、無関心、今朝起きた時、私は今この瞬間の私という存在に不安を感じた
そして、日本に三昧が無いのは当然かも知れないと思った
日本には気にかかることが多すぎるのである
可能性があるとすれば四種三昧の時ぐらいかも知れない
なぜ全てを捨てて出家するのか
仏教のみならず、あらゆる瞑想修行者に共通する
結局は三昧を得るためである
成り行き上、沐浴場の貯水池の改修工事を手伝った
朝から夕方まで
ロクHMは上機嫌であった
今日の作業でわかったことだが、彼らは寒さにめっぽう弱い
10分か20分池につかっているだけで、ガタガタふるえていた
交代したら、私は2時間程は池の中にいたが、そこまでは寒くはなかった
我々が考えている以上に人種や成育環境というのは大きな差異があるようである
そう考えてみると、この暑い国で彼らと同じように生活している私は、本当によく耐えていると言って良い
夜9時前にロクHMに呼ばれた
今日はお腹が空いたでしょうということで晩ごはんを用意してくださっていたようだ
目玉焼きを焼いて下さった
気を使って、何とか話題を作ろうという謙虚な態度であった
ロクHMが私に対してそのように取りつくろう必要など全く無い
彼の価値観は「働く」ということに尽きるようである
恐らく私はどういう型であれ、ここに長く生活することはできないようだ
この国の焼きつけるような日射しに、私の皮ふはボロボロである
体には脂肪がたまってきた