「インビクタス/負けざる者たち」
2009年(日本・2010年) 時間:132分
監督:クリント・イーストウッド
出演:モーガン・フリーマン マット・デイモン スコット・イーストウッド ラングレー・カークウッド
1994年、南アフリカで初の黒人大統領となったネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)。
彼は国を変えようと、アパルトヘイトの象徴的存在だったラグビーに目をつける。
理念を託されたスプリングボクス。1年後にはワールドカップを控えていたが、
下馬評は高くなく、黒人からは嫌われている存在。
ワールドカップで、彼らはマンデラの思いに応えることができるのか?
実話を元にした、感動の物語。
オススメ度:★★★★
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これが、実話というのがとにかくすごい。
ゆえに、説得力が半端ありません。
ただ、感動するものの、何か物足りなさを感じたというのが、
最初の感想でして。
はて、この物足りなさはなんだろう・・・?
ラグビーがメインではないし、
かといって、マンデラさんの政治メインという印象もない。
むしろ、この辺は淡々と描いていくイーストウッドならではな感じでして。
90年にマンデラさんが釈放されたところからスタートしますが、
あっという間に94年以降になっているし、
いつの間にか1年後のW杯イヤーにもなっている。
はて?はて?
そこで、この映画のキャッチコピーを振り返ってみますと、
“ひとつの願いが、ほんとうに世界を変えた物語”。
このキャッチコピーが、実に重要な気がしてきました。
まさに、マンデラさんの思いが結実して、
スプリングボクスは活躍する。
で、最後に奇跡が起こったわけで。
さらに、インビクタスとは、マンデラさんが獄中で心の支えにしていた、
一編の詩でありますが、そこに登場する、
“私が我が運命の支配者 私が我が魂の指揮官なのだ”
というフレーズが、この映画の強烈なメッセージであるように感じました。
何事にも屈せず、自分を信じて成す。
それによって、奇跡と思えることが起きる。
しかし、こうした奇跡は、誰にでも起こせることなんだと、
言われているような気がします。
なんか、大河で話題の坂本龍馬に通ずるところもあるような・・・( ̄▽ ̄)=3
そういう時代なのかなぁ。
混迷してる時代に、自らの意志でしっかりと立ち上がることを、
今私たちは要求されているのかもしれませんね。
