X-MEN: ファースト・ジェネレーション 監督:マシュー・ヴォーン

X-MEN: ファースト・ジェネレーション(Wikipedia)

キック・アスで一躍有名になったマシュー・ヴォーンの最新作。
X-MENはブライアン・シンガー監督で10年前ほどに映画化されているので日本でも有名なのでは。

本作は前三部作の前日譚で新たな三部作の一作目。
映画は90年代のスパイ映画のような雰囲気ではあるがそこにミュータントの超能力映像が加わって気の利いたド迫力映像となっている。

今回の話は若きプロフェッサーX とマグニートーの友情と決別を描いた作品なのでサイクロップスやストーム等のおなじみのミュータントは出てこないのでX-MENのキャラ好きの人が観ると物足りな以下もしれないが、ところどころにX-MENのアイコンとなる要素(マグニートーのヘルメット、ブラックバード、プロフェッサーX の車椅子)がストーリーに組み込まれているので物足りなさは十分に補えるのではないか。
また、アメコミ映画特有の荒唐無稽のおはなしになりそうなところを実際の史実(ナチスドイツ、キューバ危機)にスートーリーを沿わせることで解消している。

X-MEN好きなら是非見て欲しいし、それ以外の年に数回しか映画館に行かない人にも推薦できる良質のエンタメ作品だと思う。
八日目の蝉 監督:成島 出

八日目の蝉(Wikipedia)

この監督の成島さんはミッドナイト・イーグル(2007)を監督した方です。

ミッドナイト・イーグルでは盛り上がらない雪山での戦闘シーンを思い出しますが、今回の八日目の蝉ではしっかりと山場では盛り上がります。
中盤でのグループホーム脱出のシーンや小豆島でのお祭りのシーンなど淡々とした映像ではありますが込み上げてくる熱い意志や温かい喜びなどを感じ取ることが出来ます。
またクライマックスでは恵里菜の誘拐事件とその後の生活によって生まれた心しこりのようなものが決壊し、感情が溢れ出す姿には惹きつけられます。

「母性」をテーマにした作品と言われていますが、母性を受ける対象(恵里菜)の心の移ろいに注目してみるのがおすすめです。
夏休みなどに家族で楽しめる映画と銘打って多くの映画が公開されますが、このような映画を家族で見てみるのも良いのではないでしょうか?
特に高校生以上の娘さんを持つ母親が一緒に見る事をおすすめします。
NEXT -ネクスト-   監督:リー・タマホリ

NEXT -ネクスト- (Wikipedia)

オープニングのカジノからの逃走シーンは【2分先の未来が見える】という超能力を説明しているのだが見ているだけではよく分からないかも…。
事前情報として(超能力を)知っていれスネーク・アイズ(1997)のオープニングを思い起こさせるような映像は見ていて面白いものです。
しかしながらこの監督はブライアン・デ・パルマのように映像美に突出した監督でも無いのであまりその部分に期待も出来ません。

全体的に主人公の超能力を表現する方法が稚拙なので、現在自分が見ている映像が実際の出来事なのか未来の出来事なのかが分からなくなることもしばしば、窮地に追い込まれたと感じても実は予知した未来でしたって感じパターンが何回もでてきてうんざりしてしまいます。

結局未来が見えるのだから最初からFBIに協力すればいいじゃないとしか言えないような結末にはあまりにもお粗末なシナリオという気がします。